芦戸 「みんな~っ!!!!」
麗日 「おっはよ~!!!!!!」
切島 「おうっ!!おはよう!!」
瀬呂 「お前ら、朝から元気だなぁ。」
私も皆に挨拶して、自分の席に向かう。
今日も朝から皆の明るい声が教室を華やかにする。
もうすぐで長期休暇という事もあって、他の教室からも、いつもより明るい声が聞こえてくる。
私の本当の気持ちとは正反対だなぁ。
そこで、既に座っていたかっちゃんと目が合う。
あなた 「あ、かっちゃん、おはよ!」
私はニコッと微笑む。
爆豪 「…はよ。」
かっちゃんは少し視線を外したものの挨拶してくれた。
上鳴 「おい!見たか!?今の!!」
芦戸 「見た見た!!この目ではっきりと!!」
私達を見て、はしゃいでいるいつもの二人の声が聞こえる。
あぁ、恥ずかしい…………!!!!
二人の揶揄いはこれだけでは終わらず、
芦戸 「あ、かっちゃん~ッ!おはよ!!」
上鳴 「…はよっ。」
気持ち悪い程ウジウジして上目遣いをしている三奈ちゃん、
物凄い格好をつけて必死にイケボを出している上鳴くん。
あなた 「ふ、二人ともっ!!!恥ずかしいから!!!まず!私そんなうじうじしてないってば!」
爆豪 「アホ面、お前覚えとけよ。」
芦戸 「あなたちゃん、可愛かったよ♡」
あなた 「あっ、ありがと…って!違うっ!」
麗日 「あなたちゃん、顔真っ赤や~!」
あなた 「ま、真っ赤じゃないっ!暑いのっ!」
葉隠 「茹でダコちゃーんって呼ぶね!これから!」
あなた 「透ちゃんまで…!!茹でダコ違うよ~!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。