リョウガ side
翌朝。
集合時間になっても、アロハの顔色はまだ悪かった。
昨日よりは多少マシになっている。
それでも、本調子にはほど遠い。
本人は「出れます!」と言っていたが、説得力はまるでなかった。
タクヤがアロハの額に手を当てる。
周りから総ツッコミを受けて、アロハが少しだけ笑う。
けれど笑った直後、ふっと力が抜けたようにソファにもたれかかった。
その瞬間。
そうタクヤを呼ぶ声はいつもに増して弱々しかった。
そう言いながら、結局は自分でブランケットを肩に掛けてやっている。
しかもズレるたびに直していた。
……あのツンデレ王子タクヤが優しい。
そんなこと思っていたら、ユーキが小声で俺に話しかけてくる。
普段のアロハなら、こんなふうに人に頼ったりしない。
無理してでも「大丈夫っす」って笑うタイプだ。
でも高熱で余裕がなくなると、安心できる相手の近くにいたくなるんだろう。
それがタクヤらしい。
しばらくして、スタッフから「今日は休養で」と正式に決まった。
アロハは少し申し訳なさそうに笑った。
すると横からタクヤが声をかける。
立ち上がった瞬間、少しふらつく。
その腕を、タクヤが自然に支えた。
即答だった。
でも、アロハを支える手は、部屋を出るまで離れなかった。
ここまで、この小説を読んでいただき本当にありがとうございました!
ありがたいことに、リクエストも現在25件以上いただいており、さらに嬉しいことに、この小説も100話を超えました。
このままここに書き続けると少し読みづらくなってしまうため、一度小説を別の場所へ移行したいと思います。
移行先が決まり次第、改めてご報告させていただきますので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
また、リクエストについてなのですが、いくつかルールを設けさせてください。
1. リクエストはリクエストボックスのコメント欄へお願いします
2. リクエストは1つにつき1つの物語でお願いします
想像以上にたくさんのリクエストをいただき、私の配慮不足でもあったのですが、今後はこの形でご協力いただけると助かります。
タカシくんmainの「終着駅はいらない」も、小説移行後も引き続き応援していただけたら嬉しいです🙇♀️
" 無理せんと! "











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!