第6話

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2024/05/05 15:14








                  ~教室~
カオリ
(なんだか....最近.....)
ドット・バレット
カオリちゃん?どうした?
カオリ
なんでもないです....
カオリ
(すっごくドットくんがキラキラして見えるッ!!)
カオリ
(なっなんでだ.....?私なんか変なことした....?)
ドット・バレット
なんでもなくはないだろ?さっきからうつむいて.....
カオリ
ほっ本当に大丈夫なので!!
手をおでこに添えられると私は避けるように立ち上がり


教室を出ていった
ドット・バレット
カオリちゃん.....?
                  ~廊下~
カオリ
(えっえっ何々!何これ!?)
カオリ
(ドットくんに触れられたところが熱い....)
カオリ
(ドットくんといると最近 脈も早くなるし....)
カオリ
(病気....?)






カオリ
(とりあえず!....あの空き教室でちょっと休もうかな)
                 ~空き教室~
カオリ
フゥ....
カオリ
ここ案外 風通りいいんだよなぁ
カオリ
涼しくて.....気持ちいい....
ドットくんの匂いがついてるベット....


最終的に使えなくて洗っちゃったんだよなぁ.....
ドットくんの顔がチラついて....


罪悪感ってやつかな.....
カオリ
(あんまり寝れてなかったし.....寝ようかな....)
カオリ
(誰も来ないでしょ....こんな場所)









ドット・バレット
カオリちゃん何処に行ったんだろう...
ドット・バレット
最近はハグもしなくなっちまったし....
ドット・バレット
避けられてるよな....明らかに
ブツブツ呟いていると空き教室を見つける


この空き教室は放課後にカオリちゃんから告白・・されたところだ







解説くん
説明しよう
解説くん
大体これ読んで察している方もいらっしゃると思うが
解説くん
カオリは「匂いを嗅がせてくれる同級生」
解説くん
ドットは「告白してくれた俺の彼女」
解説くん
というなんとも 恥ずかしいすれ違いを起こしているのだ
解説くん
私だったら確実に穴に埋まっているほどに恥ずかしいだろう
解説くん
説明終わり





ドット・バレット
もしかして....ここにいたり...
そう思いながら少し扉を開けると


窓辺にもたれ掛かってスヤスヤ寝ているカオリちゃんを見つけた
ドット・バレット
(ほっ....よかった)
そう安堵しながらカオリちゃんに近付いて、俺のローブをかける
ドット・バレット
(......)
カオリちゃんは俺以上に俺の匂いが好きらしい
なんとなくわかる


ハグをするときも、毎回俺の首もとで大きく深呼吸をしているから
でも、カオリちゃんが凄い幸せそうな顔するからそれでもいいかなって


思ってたんだけどな.....


カオリちゃんは最近は他の男子にも喋りかけるようになったし


匂いも嗅がなくなった


もう.....用済みなのかな......
ドット・バレット
(とりあえず何処かに移動させようかな)
ドット・バレット
ごめんねカオリちゃん
そう言って横抱きに持ち上げて、カオリちゃんの寮部屋まで連れていく

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