「はぁ、今日も学校疲れたなぁ〜明日は〜CM会社との打ち合わせか。……また学校休まなきゃいけないのか。」
実は私ことあなたの名字あなたは大手化粧品会社アフロディテの社長である。
この会社は、両親が広げた会社を私が中高生向けに狙いを変えて大手にまで登った会社なのだ。
もちろん私が社長だなんて知っている人は通っている中学校でいないが、その代わりか何か、お嬢様だと思う人は多数いるらしい噂(?)が流れてくる。
噂は友達から聞いたこと。
人数は少なくとも、大切にしている友達はいるんで。
そんな私にも楽しみがある。それは『マッシュル』
特にヴァルキスのドミナ、レヴィ、シャルルの3人を眺めることが、私にとって、とても楽しい時間である。
これは誰にも話していない事実。
もちろんのこと、漫画は全巻、ファンブックも、小説も、マッシュルに関する本は全て買い集めている。主は買えない、買って貰えないのであなたちゃん羨ましい。
「夢でもいいから、ヴァルキスの3人に会ってみたいな、それがムリならコスプレでも_____」もちろんそんなことが叶わないことは、知っている。
ただ、口からこぼれ落ちただけなのだ。
願ってしまうことの何が悪いのかは分からない。
ただ、知っているだけなのだ。
もがいて掴み取った人生に休憩がほとんどないなんて。
ブラック人生かな?w
褒められることなんて、誰も何も言わないんだ。
先生も友達も部下も、「さすがあなたの名字さん!」の言葉で終わってしまう。
「 頑 張 っ た 分 だ け 報 わ れ る 。 」
その報いがどんなものかは分からない。
ただそれを信じて進んできたんだ。
「ただ、今、辛い。」
言葉にしてみるとずいぶんあっさりとしたSOSだった。
私より辛い人なんて五万といる。
その子を少しでも救える様に、母さん達の会社を継いだんだろ!
そう言って自分自身を奮い立たせようとするけど、それは厳しく、残酷で。
「…?」
すると何処からか、柔らかく暖かい、懐かしく感じる声が聞こえた。
「お疲れ様。これはあなたにプレゼント、」
辺りを見渡していた時。何処からか力強い、ただ慌てている声が3人、重なって聞こえた。
「ウォーターズ」
「アトラック!」
「ワープスッッ!」
「もしかして…上?」
そう上を見上げ、物体を認識した瞬間だった。
へ?と何処からか漏れ出した声を気にせず呆然と眺めていた私。
冗談だと思ったんだ。
まさか
本当に
推しが空から降ってきたなんて。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。