第4話

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2025/03/14 15:00 更新
木下 葉きした よう
負の感情…ねぇ
木下 葉きした よう
それ普通私に倒せって言うか?
あたしだってヤの人間
そして一般人の中にはそういう奴に強い憎悪を抱いている人間もいるはずだ
アベク
どちらかと言うと「お前だから」と言えるな
木下 葉きした よう
なんで?あんたあたしのいる立場知らないの?
アベク
知らないわけじゃないさ、お嬢だろ?
毛玉にお嬢と呼ばれる筋合いはねぇよ
アベク
だがここの組織は人助けをしてるじゃねぇか
木下 葉きした よう
それでも一方的になんだよ
あたしらは依頼主の望み通りにしなきゃならない
木下 葉きした よう
無論、それに従えば傷つく人間なんて嫌ほど出てくる
木下 葉きした よう
一方的な人助けじゃ、結局どこかで何かを傷つけるんだよ






こうは言っているが、私の心の整理はついている






木下 葉きした よう
…あたしは強くなりたいけどここを継ぐためじゃない
木下 葉きした よう
自分と、その大事なものを守れるように強くなりたい
木下 葉きした よう
…だから













木下 葉きした よう
アベク、あたしはお前に協力してやる




アベク
葉…









木下 葉きした よう
あ、裏切る素振りあれば耳引きちぎるからな
アベク
はっ、やれるもんならやってみろ
アベク
…まぁ、お前の口から言ってくれてよかった
アベク
ありがとな
木下 葉きした よう
いいんだよ



木下 葉きした よう
で、あたしはいつ何をすればいいんだ?
アベク
あぁ…負の感情を背負いすぎた人間はその感情に囚われて自力で抜け出せなくなるんだ
アベク
その感情から解き放つのが葉っぱの仕事だ
木下 葉きした よう
誰が葉っぱだ、毛玉
木下 葉きした よう
でもどうやって解き放てばいいんだ?
木下 葉きした よう
正直言ってあたしは知らない奴に優しい言葉をかけれるような人間じゃないぞ?
アベク
そういうのは他のやつに任せればいい
アベク
お前の特性は「力」…まあ言ってしまえば暴力なんだが
アベク
負の感情の中にはデカいくて中の人間に声をかけただけじゃびくともしない物もある
アベク
そういうのは実態があるかのように具現化されて見えるようになる、俺みたいなやつと協力したやつだけがな
アベク
実態があるやつを殴ったりして小さくしていくのがお前の仕事だ
木下 葉きした よう
へぇ
木下 葉きした よう
気になったんだけど「他のやつに任せればいい」ってことはあたしの他にもこんなふうになってる人がいるってこと?
アベク
いるぞ
アベク
俺の知ってる限りじゃこの辺なら3人くらいだな
木下 葉きした よう
3…意外といるんだね
アベク
いや、昔は7人くらいいたんだ
アベク
最近デカい負の感情を持った奴らが増えててさ、言葉優先で集めてきてた奴らの協力者が…な
木下 葉きした よう
木下 葉きした よう
なるほど、だから暴力特化になりそうなあたしと協力しにきたってわけか
アベク
察しが良くて助かるねぇ〜
アベク
大体負の感情が現れやすいのは夕方から夜中までだ
アベク
勿論それぞれ生活があるから必ず向かえ、と強制はしない
アベク
だがお前のその意思じゃ意地でも行くんだろうな
木下 葉きした よう
ま、そのつもりでいるよ
木下 葉きした よう
助けれるんなら助けてやる
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