第10話

9+交換宣伝
160
2026/06/20 23:52 更新
扉を開けた。



彼女は一歩踏み入れた。



部屋の中に子供の気配は、無い。


あなた
ではお邪魔しま~す…



その時、俺に映像が流れた。



扉の左側から少年が1人、彼女に向かって飛び出した。



完全に不意打ちをついている。



そして、その少年に突撃された勢いのままに俺にとばっちりが食らうのを。



そこで、映像が途切れた。



俺は被害を逃れるべく一歩下がった。



が___。


あなた
織田作さん、部屋の中にクレヨン放置されてますね
あなた
片付けましょうか?
織田作之助
……?
あなた
……織田作さん
織田作之助
あ、嗚呼…頼む



何も起きなかった。



何も。



そこで、俺は気付いた。



左から飛び出す筈であった少年が、小刻みに震えているのを。



それは何故か。



恐怖だ。



膨大な量の恐怖。



俺も最初、彼女と目が有った時に冷ややかな何かが背中を走ったのを思い出した。



それを子供が食らうと考えると、それはかなりの物なのかもしれない。


織田作之助
(……しかし)



未来を変える?



そんな事が可能だろうか。



そういう異能力なのかもしれない。



……今は気にしてもしょうがないか。


あなた
織田作さん、自分は何からすれば良いですか?
あなた
今思いつく限り
あなた
部屋の掃き掃除・拭き掃除、散らかっている玩具の処理、戸棚の整理整頓、
換気、窓拭き、子供の相手、寝かしつけ、それから
あなた
悪い事をしようとしていた子達への制裁、といった所ですが…
あなた
如何なさいましょうか? ニコ
織田作之助
…最後のは却下で頼む
あなた
承知しました



相変わらず仕事が早い。



こんな出来る補佐を太宰は何故これまで気にしていなかったのだろうか。



不思議だ。



まあ頑固な太宰の事だ、きっと女史と話すのが恥ずかしかったんだろう。



俺は片付けを手伝いながら、彼女に話し掛けた。


織田作之助
…太宰とは、どうなんだ
あなた
太宰幹部、ですか?
あなた
あー……
あなた
「特別信用されてる訳でも、信用されてない訳でも無い関係」
あなた
ですねェ
あなた
良く話す様になったのもついこの間ですし
織田作之助
太宰は永遠の思春期だからな
織田作之助
許してやってくれ
あなた
否織田作さんが誤る事でも無いですって~
あなた
それにこちらも気にしてませんし
あなた
むしろ太宰幹部らしくって良くないですか?



良く話す。



良く嗤う。



さっきの冷たさは何処へやら、



普通に下級構成員の俺とのんびりお喋りしている。



すると横から幸介が顔を出した。


幸介
織田の兄ちゃん、
織田作之助
如何した
幸介
この人誰だよ?
織田作之助
……今日の世話係だ?
幸介
何で疑問形



俺が説明に困っていると、



彼女が幸介ににこりと声を掛けた。


あなた
初めまして、幸介さん
あなた
自分は湊斗
あなた
今日1日織田作さんの家にお邪魔させてもらってるんだ
あなた
ヨロシクネ ニコ
幸介
……おう



まだ警戒気味だな。



まあ良い、



少しずつ慣れて行けば良いだけだ。



それに、幸介も恐怖を感じて「ヤバい人」という感覚はあるだろう。



悪戯を仕掛ける事はあるまい。



きっと何事も無く終わる筈。←
























……この時俺は思いっきりフラグを立てていた事に気付いていなかった。


太宰治
あーつっかれた!
太宰治
そうそう
太宰治
お星様50突破! いぇ~い!
太宰治
今回はめでたいことに初・交換宣伝します!
太宰治
じゃん
太宰治
えっとね、
太宰治
こんな手紙を作者さんから預かってまっす



このお話より前の


「青の時代」


が舞台の話なんですけどねェ、


それが素晴らしくてもうたまりませぬ。


何というか太宰さんのツンとした感じが可愛くて可愛くて


表現が素晴らしい。


兎に角良き。


見るべき。


何故こんなにもエレガントな小説がまだ知れ渡っていないのか…


不思議だ!


見ない奴は人生損だ‼


だから見て欲しい!


太宰治
だそうでーす
太宰治
皆見てね!
太宰治
まだまだ交換宣伝募集中~
太宰治
あ、
太宰治
サボってて御免…

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