第6話

5話
2,203
2022/09/26 07:06 更新
あなた
〜♪♪(森さんが乗ってきた車に爆弾をつけている)
あなた
よし…
あなた
兄さんに連絡しないと…
あなた
『爆弾の準備したよ!』
フョードル・ドストエフスキー
『では、ビルの屋上に行って、森鴎外が乗ったら爆発させて下さい』
フョードル・ドストエフスキー
『探偵社の方はもう終わりましたので』
あなた
わかった!
ビルの屋上
エリス
ーーーー!
あなた
来た……
エリス
バタン(車に乗った)
あなた
ポチッ(スイッチを押した)
バァン
モブ
キャァァ!
あなた
『兄さん…爆発したよ』
フョードル・ドストエフスキー
『では先に裏路地に行って下さい』
フョードル・ドストエフスキー
『しっかり顔は隠しておいて下さいね』
あなた
『わかった』
こんな感じのお面です
あなた
〜♪
フョードル・ドストエフスキー
トコトコ
あなた
フョードル・ドストエフスキー
おまたせしました
あなた
兄さん、帽子は?
フョードル・ドストエフスキー
それがないのですよ…
太宰治
探し物はこれかい?
あなた
太宰治
やぁ!
フョードル・ドストエフスキー
貴方ですか…
太宰治
仮面の男すら囮にした二重の暗殺
太宰治
君ならその位はするだろうと思ったよ
太宰治
だから逃亡経路を読み待ち伏せさせて貰った
太宰治
似合う?
フョードル・ドストエフスキー
全く
太宰治
なら返すよ
太宰治
ところで君の隣にいる仮面の少女は?
フョードル・ドストエフスキー
僕の妹です
太宰治
君に妹なんていた?
フョードル・ドストエフスキー
いますよ
あなた
……
太宰治
ふーん…
太宰治
まぁ君らしい遣り口だ
太宰治
哀れな神父殿の頭を弄って暗殺者に仕立て上げ二組織の長を襲わせるとは
フョードル・ドストエフスキー
それでご用件は?
太宰治
社長に盛った毒の正体を教えて貰おうか
太宰治
君の目的は判っている
太宰治
本を得る為には横浜の異能者を根絶やしにする必要がある
太宰治
けど君達鼠にはギルドのように街ごと焼き払う兵力がない
太宰治
だから暗殺で探偵社とマフィアのトップを落とそうとした
フョードル・ドストエフスキー
何故そう思うのです?
太宰治
私ならそうするからさ
フョードル・ドストエフスキー
似た者同士という訳ですか
フョードル・ドストエフスキー
いいでしょう
フョードル・ドストエフスキー
僕が盛った毒は『共喰い』の異能です
太宰治
フョードル・ドストエフスキー
二組織を潰すのは私ではありません
フョードル・ドストエフスキー
貴方がたです
フョードル・ドストエフスキー
ある犯罪者の持つウイルス型の異能です
フョードル・ドストエフスキー
極小型の異能生物が四十八時間かけて成長し宿主二人の体を食い破ります
フョードル・ドストエフスキー
但しその前に宿主のどちらかが死ねば異能は停止します
太宰治
社長を救うにはもう一人の宿主である森さんを殺すしかない……
フョードル・ドストエフスキー
異能無効化は諦めて下さい
フョードル・ドストエフスキー
重要臓器内に隠れてウイルスを探して触れるのは自殺行為です
フョードル・ドストエフスキー
どうします?マフィアと相談でもしますか?
フョードル・ドストエフスキー
人は罪深く愚かです
フョードル・ドストエフスキー
策謀と知っていながら殺し合うことを止められない
フョードル・ドストエフスキー
誰かがその罪を浄化せねばなりません
フョードル・ドストエフスキー
故に僕は本を求めているのです
フョードル・ドストエフスキー
……こんな風に
あなた
パン(手を叩いた)
バンッ
ドサッ
太宰治
狙撃手……
太宰治
いや…そこの少女の異能か…
あなた
……
太宰治
私の行動も予測済みか…
フョードル・ドストエフスキー
急所は外させました
フョードル・ドストエフスキー
貴方にはマフィアとの衝突を報せる役がありますから
太宰治
君と私は…同類だと云ったね
太宰治
確かに同類だが一点だけ違う
太宰治
確かに人は皆罪深く愚かだ
太宰治
だからいいんじゃぁないか
フョードル・ドストエフスキー
貴方……狙撃手の存在をしっていましたね?
フョードル・ドストエフスキー
その上で情報を得る為にわざとここへ
太宰治
本の正体は一冊の小説だ
太宰治
書いた事が真実となる白紙の文学書
フョードル・ドストエフスキー
えぇ
フョードル・ドストエフスキー
僕はその本を使って罪の___
フョードル・ドストエフスキー
異能者のない世界を創ります
太宰治
やってみ給えよ
太宰治
やれるものなら
フョードル・ドストエフスキー
それとこれは言っときましょう
フョードル・ドストエフスキー
僕の妹の異能は世界最強かもしれません
中島敦
太宰さぁん!
中島敦
何処に行ったんだろう
あなた
フョードル・ドストエフスキー
ではいずれ
フョードル・ドストエフスキー
『約定の地』にて
太宰治
バタッ

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