結局その後もあなたの下の名前はイケメンの人と話して、なんならラーメン奢ってもらっていた。
俺が奢ろうと思ってたのに。
あなたside
ヒュニンカイさんにラーメン奢ってもらえて、とても幸せ。
テヒョンくんも大切だけど、ヒュニンカイさんもとても大切な存在だ。
2人共、私の大切な人。
珍しくドユンが浮かない顔をしていた。
この私の発言が、よかったのか、悪かったのか、私は未だにわからない。
彼の「好きだ」という告白が落ちるまで、私は普通に笑っていたはずだった。
でも言われた瞬間、胸の奥がふっと熱くなる。
完全に意識していなかったわけじゃない。
友達以上かもしれない、と時々思う瞬間もあった。
なのに、“好き”と言われると、どう返せばいいのかわからなくなってしまう。
口から出た声は驚くほどかすれていた。
彼は真剣な顔で、逃げ道を塞ぐように私を見る。
その視線に心が揺れる。
嫌じゃない。むしろ、少しだけ嬉しい。
でも、それをそのまま受け止める勇気もない。
理由はひとつ。
最近、私の心は別の誰かに占められているから。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。