あなた side
あれから、何ヶ月もたった。
なのにまだ歩くことしか出来ない私の足。
ダンスなんてホントに出来るようになるのかな…。
私の顔の前で手を振る剛兄。
そんな顔をしていたんだろうか。
この『信用できない』って言葉いつも言われる。
顔を見ながらゆっくり優しく、けど何処か怒ったような表情で私に話しかける剛兄。
顔を挟んでふざけたように笑う剛兄。
この人に私はどれだけ迷惑をかけてきたんだろう。
これから、私はどれだけ迷惑をかけるんだろう。
こんな私なんか居なくなっちゃえばいいのに…。
一度『死にたい』と感じた心は些細なことでも本当に『死の世界』へと近ずけようとする。
私だって怖いと思う。でも、『死にたい』と強く思った時にはいつも、いつの間にか病院に居る
何で、『死にたい』と心は強く願うのかな?
トレーニング…。体が疲れ内容にするのもあるけど、私がもっと鍛えなきゃいけないのは心の方。
いつか、この心がこの世から消えようとするのを止められるようになったらいいな…。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!