「 数字じゃねぇんだぞ俺は 」と
呆れながら言われるが多分半分 は
諦めている模様 。ちはさん と 行動か ……、
珍しいこともあるもんだな と
思っていると 重悟が 耳貸せ、と
私と目線を合わせてくる 。
……ちはさんのこと、ねぇ
私 は ふっ、と目を伏せる 。
……きっと、
ちはさんを止められる人はこの世に
いないと考えた方が妥当だろう 。
じんくんやけんちゃん が
いなくなってから 尚更ちはさん は
止まるということを知らない 。
止められる人が現れるとすれば───
横溝 重悟 。 恐らくこの男だろうなぁ
……コイツ どんだけ
ちはさん に 想い拗らせてんだよ…呆
そう言いながらヘルメットを被り
白バイに飛び乗る。重悟 は ポカン、と
口を開いたまま固まっていた 。
バイクが思ったより速く、
泣き叫びながらちはさんの元に行く私。
バイクに乗るのは好きだが
ちはさんのように上手くスピードに
乗せられない…いや、怖くて出せない⬅︎













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。