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第1話

#来世ではもっと名前を呼んでね①
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2025/01/07 10:59 更新
忌み子、化け物、異形、白い髪の毛で産まれただけでそう言って、石を投げられた。

殺したら災いが起きるかもしれないって、閉じ込められた。

お母さんとも離れ離れになって、薄暗い蔵に独りぼっち、ご飯はおにぎり1つを投げ入れられる、

それだけ、お陰で痩せっぽち、髪は伸び放題でとても男の子には見えない。

やることと言ったらひたすら蔵の中を探索するだけ、暇すぎてなんとも言えない
あなた
食べ物でも落ちてないかな…
ある日、床に扉があるのを見つけた。

明らかに怪しいし、中は真っ暗、薄暗い蔵の中にずっといたせいで多少は見えるけれど…

怖いが、外に出る抜け道かもしれない、抜け道でなくとも食べ物があるかもしれない、

少しでも希望があるなら行くしか無い。



あなた
うへぇ、何も無い…
何も無い、驚くほどに。

真っ暗だからなにも見えないだけかもしれないけど、
『おい、お前』
あなた
『聞こえているんだろう?』


聞こえてないよ、だってこんなとこに人がいるわけ無いんだから

『おい其処の、白髪のチビ』
あなた
誰がチビだ!

『ほら、やっぱり聞こえていた』
あなた
やべ
やっちまった…!!このまま無視して引き返すつもりだったのに…

『此方に来い』
あなた
アンタ怖いからヤダ
『失礼な奴だなお前』
あなた
先にチビって言ったのはアンタ、俺は悪くない
『なんて奴だ…それに、人と話すときは目を見て話せ』
あなた
お前人じゃない気がするから

『ホント失礼だなお前』
あなた
此方に来てくださいってお願いしてくれたら行ってあげてもいいよ

『なんでそんなに上から目線なんだ』
あなた
じゃあ行かない

『あ〜、わかったわかった、此方に来てください』
あなた
よし!

『クソガキ…』
あなた
なんか言った?

『いいえ何も?』


               あまり気持ちの良い出会いではないけれど、

                  この先の運命が変わる出会い。

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