第9話

そんな日もある…けどね。
30
2020/11/30 11:00 更新
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
29…30!
くぁぁ、ふだん運動してないと
ちょっと動いただけでも結構しんどいな〜。
落ちてきそうな汗をタオルで拭きながら
わたしはリビングに向かった。


王騎くんとの映画が、3日後に迫ってきた。
少しでも可愛くなろうと
筋トレやマッサージをやってる今日この頃。

早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
うーん…
だけどお腹のお肉の量は
あんまり変わってない。

リビングにつくとまだ誰もいなかった。

私はご飯を食べながら動画投稿サイトを見た。
いつもは怒られるけど、今日は見ちゃおう。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
おはよう、涼。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
うわぁぁあ!
私はガタガタと調べ物用のタブレットを
背中に隠したけど…もう遅い。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
ってあれ?なんで涼がそれ持ってんの?
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
あ…いや、汚れてたから
拭こうと思って…
月兎お兄ちゃんの眉毛がぴくっと動いた。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
ご飯食べながら?
低音&笑顔で語りかけてくる。
怖い怖い怖い…!
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
あ…あはは…
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
笑って済むと思ってんの?
とっとと片付けてくれる?
あぁぁぁぁ、怒らせてしまった…

月兎お兄ちゃんは怒ると怖い。
普段チャラチャラしてるから、余計に。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
やめてって言ったよね?
行儀悪いな。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
…はい。
怖い…
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
はやく直して。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
はい…。
さっとタブレットをいつもの位置に置いた。
月兎お兄ちゃんが自分の分の
朝ごはんを用意し始めた。

許して貰えたのかな…良かったぁ。
と思っていたら、
月兎お兄ちゃんがくるっとこっちを向いた。
そして笑顔で
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
次はないからね。
だって。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
ひっ
しまった!思わず声が出てしまった。



…運良くお兄ちゃんには
聞こえてなかったみたい。よかった。






沈黙が流れる。
美味しいはずのご飯は味がしない。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
お、お兄ちゃんたちは…?
勇気を出して聞いてみた。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
星は仕事。
涼輝はまた閉じこもってゲームしてる。
おぉ!案外いつも通りに答えてくれた。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
涼輝お兄ちゃんは朝ごはん食べたの?
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
まだなんじゃない?
持ってってあげたら?
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
え〜めんどくさ…
月兎お兄ちゃんがギロっと目を光らせた。
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
早矢仕 涼夜(ハヤシ リョウヤ)
…くないね。うん。
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
早矢仕 月兎(ハヤシ ツキト)
よろしく〜
はぁ…いつになったら機嫌がなおるかな。


まぁ、全部私のせいなんだけど。
私はお皿に、イチゴジャムとマーガリンを
塗った食パンをのせて
涼輝お兄ちゃんの部屋に行った。
お兄ちゃんはゲーム中だったらしく、
すごい素っ気なく
早矢仕 涼輝(ハヤシ リョウキ)
早矢仕 涼輝(ハヤシ リョウキ)
あぁ、そこ置いといて。
って言われた。


もう、今日いいことないじゃんか〜!

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