みんな、こんにちは。
来てくれてありがとうね。
今日は昔話をしようか。
今日の昔話は、いつも話す様な
メルヘンチックなお話でも、
楽しくてつい体験したいと思える程の
良い話じゃないよ。
実際に子供の頃、お兄さん達が体験した
とっても辛くて苦しかった過去のお話。
きっと怖くてトラウマになるかもしれない。
けれど、聞いてほしいんだ。
同じ過ちが、もう繰り返されない様に。
…じゃあ、静かに聞いてね。
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昔、とある研究所で子供達は誘拐されて
様々な実験に使われていました。
ある者は羽根を無理矢理切り落とされて、
ある者は大事な人を研究所の人達に殺されて、
ある者は記憶を消し去られて…
皆それぞれ、研究員達に捕まっては
実験体にされて散々弄ばれ続けた。
そんな事が沢山あったから
1部の子供達は元々の性格が変わって
復讐を計画したり研究員達に怯えたりしてた。
みんな意見はバラバラで、纏まらないから
単体で脱出しようとしたりして失敗した。
でもね、3人の子供がそんな状況を
まとめてくれたんだよ。
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ガチャ………バタン
彼らは毎日お米と水、そしてサプリメント
が1日3食出されています。勿論、
ハンバーグやら、カレーライスやら、
そんな物は一切出された事がありません。
味はサプリ特有の味と冷めきったお米の味だけ。
甘味や辛味は勿論、苦味すらも感じません。
そんな食事がずっと続いていたので
子供達は米、水、薬以外の食べ物を
知る事は出来ないし、食べる事はありません。
そんな毎日に子供達は飽きていました。
が、生憎出る事は出来ないので仕方なく
食べていました。生きる為に、そして
成長したら研究員達を殺す為に。
味の薄い食事を食べ終わったシャルは、
皿をゴミ箱に投げ捨てて部屋を後にした。
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ドンッ
タタタタタ…
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中にはこのように平和的に過ごす
子達も普通にいます。お互いを助け合って
仲良くしようとする子もいれば…
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タタタタタ…
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…こんな感じで1人に孤立して
過ごす子供だっている。
まぁ、みんな個性があって可愛らしいよね。
今回はそんな個性がそれぞれバラバラで、
想いも生まれた環境も違う可愛い子供達が
紡ぐ辛くて悲しくて暗い、けれどHappyEND
を完成させるためのお話だよ。
『序章 Prolog』 ~完~
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どーも、Mfです。
宅配便取りに行ったら
玄関に行くためのドアに足の親指を
思わず強くぶつけてしまって血が出ました
本ッッッッッ当に痛かった!!!!!!
しかも二日目の生理痛がクソ痛てぇし
もう今なら殺意の力で
何でも出来る気がしてきたわw
なんなら明日美術部の顧問に
仕事しろって言われたら速攻
バーサーカー状態になるかもしれん
バーサーカー状態になったら
止めないでくれ…リア友よ…
余談はここまでとするか
今回はちょっと小ネタ話すよ
今回プロローグで昔話だと言って
この話をした人は勿論大人になった
元実験体の子達の1人だよ。
歴史を繰り返さないように終わりを
告げさせるってなんかええよな(?)
あと、本編途中でシャル君が
皿を投げ捨てたって言ってたけど
ちゃんと紙皿だから大丈夫だよ
お箸は割り箸だしコップは紙コップだから
捨てても大丈夫だよ
まぁ、多少の自然環境への配慮も考えてるからな
…せめて子供達への配慮もしてほしいけどね
今回はここまで!(*>∀<)ノ))またねー
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。