第8話

5月25日
15
2024/04/12 06:00 更新
うわぁ。来てしまった。
テストの日が
テストやだ〜
朝起きてそんな事を思ってしまった。
サイアクだ。
それに、初めてのテストで緊張していて学校行くまでずっと上の空だった。
登校中の悠真との会話さえ覚えていない
教室へ入ってふと我に返った私はパシッと顔を叩く。
しっかりしなければ
一之瀬 水優
おはよぉー!生きてるー?ボーッとしてるけど
藤崎 翼
生きてる生きてる。ほら、手冷たくないでしょ?
一之瀬 水優
冷たい
藤崎 翼
お前の手が温かいだけ
一之瀬 水優
そっか
そんな話をしていたらチャイムが鳴った。
そろそ席に着けという合図だ。やばいやばい
そそくさと荷物を片付けて1限目の数学の教科書を開く。
大丈夫大丈夫。寝る前に勉強したし。
100点行けるやろ
自分に暗示をかける。100点取れると思えば100点取れるんだよ。
ササッと復習をしていたら先生が来て、テストの説明をし始めた。
先生
よーし、テスト用紙配るぞ。
今から一言も喋るな。
テストが配られる。

緊張しすぎて頭が真っ白。
あー、悠真は大丈夫かな?
あいつの得意な数学やけど。どうだろう
水優も結構勉強したんかな?
終わったら聞いてみよう。
先生
初め
先生のテスト開始の合図で我に返る。
教室には紙をめくる音と紙に文字を書く音だけが響いてた。

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