Naokiri side
今僕、じゃぱぱさんに、抱きしめられ…ッッッ
そうだ、あの時
近くにいたもふくんが、泣き出しちゃって
多分、いきなりでびっくりしちゃったのと…施設の人も、慌てて手話を使わなかったから
今の状況がわからなくて、自分だけ置いてけぼりで、怖かったんだと思う
もちろん、他にいた子も怯えてた
…それで、あいつの視線が、ナイフの先が、もふくんに向いて
…そんな子たちに、親は怖い生き物なんて、思わせちゃいけない
そんな子たちを傷つけて、お母さんやお父さんに顔向けできない
僕は本当に…あの子たちを、守れたんでしょうか
かっこいい、僕…っ?
ほんと、もふくんはいい子に育ってくれましたよ
あの時から、もふくんのことが、本当の弟に見えて、大切な息子に見えて…















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。