第11話

怖かった
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2026/07/09 10:45 更新
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「本当のこと言え」
緑谷 出久
緑谷 出久
「……」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「黙ってんじゃねぇ」
出久は俯いた。

切島も上鳴も何も言わない。
緑谷 出久
緑谷 出久
「……疲れたんだ」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「知ってる」
緑谷 出久
緑谷 出久
「え」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「ノート見た」
出久の目が見開かれる。
緑谷 出久
緑谷 出久
「……っ」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「大丈夫」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「まだやれる」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「心配かけたくない」
出久は目を逸らした。
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「全部書いてあった」
緑谷 出久
緑谷 出久
「だって」
出久は拳を握る。
緑谷 出久
緑谷 出久
「……みんな頑張ってるのに、僕だけ休めないだろ」
切島 鋭児郎
切島 鋭児郎
「なんでだよ」
緑谷 出久
緑谷 出久
「……」
切島 鋭児郎
切島 鋭児郎
「休んでいいだろ」
上鳴 電気
上鳴 電気
「そうだよ」
出久は首を横に振る。
緑谷 出久
緑谷 出久
「怖かったんだ」
切島 鋭児郎
切島 鋭児郎
「え?」
緑谷 出久
緑谷 出久
「休んだら、立ち止まったら、もうダメになる気がして」
静かな声だった。
緑谷 出久
緑谷 出久
「……だから」
緑谷 出久
緑谷 出久
「少しだけ一人になりたかった」
緑谷 出久
緑谷 出久
「何も考えない時間が欲しかった」
出久は少しだけ笑った。
緑谷 出久
緑谷 出久
「でも、心配かけるつもりはなかったんだ」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「アホか」
緑谷 出久
緑谷 出久
「……え」
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「大迷惑だ」
切島 鋭児郎
切島 鋭児郎
「それはそう」
上鳴 電気
上鳴 電気
「めちゃくちゃ探したしな」
緑谷 出久
緑谷 出久
「ごめん」
爆豪は小さく舌打ちする。
爆豪 勝己
爆豪 勝己
「帰るぞ」
緑谷 出久
緑谷 出久
「……」
今度は、出久は拒否しなかった。

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