第16話

16日目
7
2025/01/13 22:49 更新
夜10時ついにその時がやってきた。
先生は裏庭がいいと言った。
花が見えるし、月の光が綺麗な夜だからと。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
花と月は昔から好きだった。花はその美しさが麗花に似てたから。月は戦地の中で唯一綺麗に思えたものだったから。
先生は月夜の下で花を愛でながらそう言った。
皆んな覚悟はできているようだがやはりどこか悲しそうな表情をしている。
柳岡 悠介
柳岡 悠介
ダメだな俺、今日は泣かないって決めたのに、
いつもおちゃらけてる悠介が涙を瞳に溜めて泣くことを我慢しているかのような声でそう言った。
皆んなそれに釣られて今にも泣きそうだった。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
皆んな、ありがとうこんな俺のために涙を流してくれるんだな。
柳岡 悠介
柳岡 悠介
当たり前だろ!大好きなんだから、
先生は優しく微笑みながら1人1人の顔を見渡す。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
柳岡 悠介
柳岡 悠介
柳岡 悠介
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
柳岡はいつもおちゃらけてたけどやる時はやってくれる奴だ。これからも皆んなのリーダーとして頑張れよ。
悠介は泣きながら何度も「はい」っと返事をした。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
佐久間 真斗
佐久間 真斗
佐久間 真斗
はい!
アンドロイド先生
アンドロイド先生
佐久間は真面目で観察力に優れてる。その力はこれから多くの人に必要とされるだろう。これから先の活躍期待してるぞ。
佐久間 真斗
佐久間 真斗
はい!先生今までお世話になりました。
真斗は礼儀正しく先生に向かって一礼して先生からの言葉を一言一言噛み締めていた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
萩原 桜
萩原 桜
萩原 桜
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
萩原はリーダーとしての気質がある。誰にでも友好的で人情深い萩原ならどこの社会に出ても生きていけるだろう。これからも頑張れよ。
萩原 桜
萩原 桜
もちろんです。期待に応えられるように精一杯頑張ります。
桜は涙を流しながらもぎこちなく笑いながらそう答えた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
有村 華
有村 華
有村 華
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
有村は気配りがよくできる奴だ。人のことが誰よりもみえている。その力はこれからも沢山の人を助けるだろう。
有村 華
有村 華
先生も助けられてたかな、?
アンドロイド先生
アンドロイド先生
もちろんだ。
華はニコッと笑って「よかった」と呟いた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
源 大希
源 大希
源 大希
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
源は人の心に敏感な奴だ。誰かのために自分からの犠牲をも厭わない。自分のことも大事にするんだぞ。
源 大希
源 大希
それはお互い様じゃないの?
大希が苦い笑みを浮かべて言うと先生は返答に困ってしまったようだが同じようにぎこちなく笑って見せた。
私の大好きな笑顔、
もう見られなくなる、
アンドロイド先生
アンドロイド先生
七城 真衣
七城 真衣
七城 真衣
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
七城は裏で人一倍努力していて何事だって器用にこなそうとする。そんな七城の努力を認めてくれる人は沢山居る。それは今までもこれからもだ。
七城 真衣
七城 真衣
うるさい!泣かせないでよね、
真衣は必死に抑えようとしてる涙を拭い強くあろうとしていた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
谷岡 蓮
谷岡 蓮
谷岡 蓮
、、、
アンドロイド先生
アンドロイド先生
ありがとうな。俺の運命を変えてくれたきっかけはきっとお前だ。
少し離れた場所に居る蓮は何も言わなかったが誰かは分からない鼻を啜る音が聞こえた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
花菱 千秋
花菱 千秋
花菱 千秋
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
花菱は誰よりも公平な奴だ。誰にでも公平で平等な奴だ。その力はこれからの日本に必ず必要になる。
千秋は何も言わずにただ何回も何回も頷いた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
永岡 春太
永岡 春太
永岡 春太
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
永岡は大切なものを守ることを第一にいつも行動してる。それはとても素晴らしいことだと思う。だからその正義を忘れるんじゃないぞ。
春太は思い切り空を見上げて目から溢れる涙を見せまいとした。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
朝日奈 美純
朝日奈 美純
朝日奈 美純
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
君は誰よりも仲間思いだ。誰かを守る為に自分の犠牲を厭わない。その綺麗な心をずっと大切にしなさい。
私は小さく頷き先生に向かって今までで1番と言っていいほどに優しい顔で微笑んだ
アンドロイド先生
アンドロイド先生
西園寺 あおい
斎川 あおい
斎川 あおい
はい
アンドロイド先生
アンドロイド先生
西園寺には本当に償いきれないほどのことをした。だけどここで君と出会えてよかった。そう思ってしまうのもやっぱり俺の身勝手かな、
斎川 あおい
斎川 あおい
そんなことない。こちらこそありがとう出会ってくれて、お姉ちゃんを愛してくれて
アンドロイド先生
アンドロイド先生
私を殺すのは君だね
斎川 あおい
斎川 あおい
うん
あおいの表情が少し曇るだけど自信を持ち、明日からの生活への少しの希望を胸に抱いているようなそんな堂々とした表情をしていた。
斎川 あおい
斎川 あおい
先生、今までありがとう。
そう言うとあおいは勢いよく先生に抱きつき顔を胸にうずめる。
そして声をあげて泣いた。
先生は優しい腕でそっとあおいを抱きしめた。
お別れの時間が来た。
先生はあおいに自分の心臓を刺すように言う。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
皆んなありがとう。こんなどうしようもない俺を愛してくれて、俺はみんなに出会えて幸せだった。もしも来世があるとして人間に産まれられたらまた皆んなに必ず会いに行くから、
アンドロイド先生
アンドロイド先生
だから今はしばらくの別れだ、
斎川 あおい
斎川 あおい
さよなら先生、
あおいが横になった先生の上にまたがって座る思い切り包丁を振り上げた。
目を塞いでしまった。
見たくなかった、現実から目を背けたくて、
私の頬におそらく血痕であろうものが飛んだと同時に目を開けた。
そして目の前に広がる景色に絶望した。
斎川 あおい
斎川 あおい
は、はるた?
先生の胸に突き刺さった包丁を握っていたのはあおいではない。
春太だった。
2人とも溢れんばかりの涙を流していて春太もあおいもその場に崩れ落ちた。
永岡 春太
永岡 春太
ごめんあおい、君に殺させることはできない、
朝日奈 美純
朝日奈 美純
先生!!
私は先生の元に駆け寄る。胸の傷は貫通していて、もう長くは持たないようだった。
朝日奈 美純
朝日奈 美純
先生、先生!
私は先生の体を思い切り抱きしめた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
朝日奈、
朝日奈 美純
朝日奈 美純
先生!先生、愛しています
涙が溢れて上手く喋れない。
お願い、伝わって、
こんなにも愛してることを、
あなたのことを大切だと思っていることを、
アンドロイド先生
アンドロイド先生
ありがとう美純私に愛してるを教えてくれて、
先生はそういうと私のことを抱き寄せた。
朝日奈 美純
朝日奈 美純
死んじゃやだよ、
先生の方を見るともう息をしていなかった。
私は声をあげて泣いた。
先生の体をぎゅっと抱きしめてずっとずっと、
みんなも声をあげてずっとずっと泣いていた。

先生視点
体の感覚がない
私は死んだのか、
やっと解放されたのか、
ずっと真っ直ぐ続く道を進む。
遠くに人影が見えた。
近づくと私の目に涙が溜まった。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
麗花、
斎川 麗花
斎川 麗花
はい私ですよ。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
私はうまくやれましたか?立派な先生でしたでしょうか、?
麗花はあの優しい笑みを浮かべて
斎川 麗花
斎川 麗花
100点満点でしたよ。よく頑張りましたね。
と言った。
その言葉を聞いた瞬間まるで糸が途切れたかのように目から涙が溢れた。
そして彼女の体を力いっぱい抱きしめた。
アンドロイド先生
アンドロイド先生
麗花ごめんなさいわたしがわたしが、!
言葉を飲む
違う!そうじゃない、伝えたかったことはそんなことじゃない。
それは彼らが教えてくれたはずだ、
深く深呼吸して麗花の額に自分の額をくっつけた。
目から溢れた涙が止まってくれない、
アンドロイド先生
アンドロイド先生
今度こそ直接あなたに伝えたい。わたしも麗花を心の底から愛してます。
麗花はその言葉を聞くと瞳から涙を流しながら
斎川 麗花
斎川 麗花
おかえりなさい
っと言ってくれた。
そして私たちは再会を果たせたのだった。
美純視点
何時間経ったかすら分からない。
皆んな段々と落ち着いて来た。
柳岡 悠介
柳岡 悠介
春太、あおいに背負わせないためだろ?
永岡 春太
永岡 春太
え、
皆んなそのくらい分かっていた。
春太はバレるとは思っていなかったらしく動揺していた。
永岡 春太
永岡 春太
俺本当に馬鹿みたいだな、
するとあおいが春太を思い切り抱きしめた。
斎川 あおい
斎川 あおい
ありがとうごめんね春太、愛してる、私に愛を初めて教えてくれてありがとう、愛してくれてありがとう、
そして私たちの先生との日常が終わった。
ありがとう、先生、
ずっとずっと愛してる、


続く

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