まぁ、一旦その件については
置いといて 紙コップや 割り箸を
用意し タコパの準備が整った。
具は 王道のタコ、エビ、肉
具沢山なタコパだった。
もちろん、具無しという
選択肢はあるが もはやたこ焼きじゃない(
と、虎杖悠仁は 私の方へ
たこ焼きを箸で運び、
私は それを パクッ と食べた
なんて、話をしていると
隣から 痛い視線が 体に刺さる
そんな事を言われたって
教師と生徒の間は薄い方が
良いって どっかで言ってたし
そんな阿呆な事を言うと
二人は呆れた顔で たこ焼きを
食べ続けた。
┈┈┈┈┈┈
こんなにゆっくりしたのは
久々過ぎて 色々皆と話が出来た
が、空はもう暗くなり
いつの間にか 数時間経っていた
彼女がそう一言言うと
虎杖と釘崎は ニヤリッ と笑った
この息ピッタリな感じ
元々話はしてあったのだろう
と、二人は バックを掲げ
恵は どうも思っておらず
用意はしていた
否定しても無理やりでも
やるだろうし、今回は許そう、、
┈┈┈┈┈┈
虎杖と伏黒は私の隣の部屋
釘崎は 私の部屋で泊まることになった
虎杖は目を擦りながら
手を振り 、伏黒は 一礼をし、
外を出て部屋に向かった
バタンッ
彼女は キッチンで
洗い物を洗いながら 釘崎に言葉を返す
お風呂に上がり、ベッドの横に
敷布団を敷く
釘崎は 何故か聞きたがった
泡だらけな手を 水で洗い
たこ焼き器を元に戻そうとしたが
何処の棚か忘れ、
見えない私は 明日にでも
悠仁にしまってもらおうと
机に置いた
ドサッ、
その瞬間、野薔薇は
突然 床に倒れた
倒れたが 、意識はあり
起きようとしても 起き上がれない
しかし、ただの熱では無い。
あんなに元気だった 野薔薇が
急に 体調を崩す訳がない
私は 野薔薇を布団に運び
布団を掛けてあげた
それだけでは無い、
このマンション内に 大物の呪霊がいる
呪力が強すぎると 、
体調を崩した時は自分でも
経験はある。
それと全く一緒なのだろう。
彼女のおでこに 濡れたタオルを当て
布団を トントンと優しく叩いた
布団から腕を出し
野薔薇は拳を握り こう言った
その拳と私の拳を当て
約束をした
私は 急いで外へ出た
… バタンッ、
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。