前回のデュエル・ライダーズは!
謎の青年・遊城十代と宝太郎がガァ〜ッチャンコ〜!!!
2人の力を合わせてマルガムを倒すも、なんと十代の正体は、別世界から来た決闘者だった!!!
まずこの世界のことを知るため、十代は(なんと«ケミーの掟»をフル無視する前提で)宝太郎やミナト達と共に錬金アカデミーに行くことに!!
視えていた、というのは精霊のことだ。
一ノ瀬はユベルだけではなく、精霊のことが視えていた。それは何故かは分からない。
「もし、俺が…俺の中にいる覇王が、マルガムになってたら、倒されていたということだろうか」なんてことを思う。事実、覇王がマルガムになる可能性は十分にある。
なんてったって、覇王は自身の心の闇、第二の人格なのだから。そういう可能性だって大いにある。
最悪、自分がなる可能性だって…
〘チラッ〙と十代のほうを見る宝太郎。
〘ズズズ…〙
白い茨のようなもの。
それが鏡から現れ、ゆっくりと宝太郎に近づく。
〘フワッ〙
十代が宝太郎をハグをした。
その光景が、まるで十代が左手で宝太郎を自身の胸に寄せて頭を護るようにしていた。
まるで騎士系王子様とお姫様のようだった。
しかも、ハグ?されている当の本人は抵抗するつもりが無かった為、余計にその雰囲気が出ている。
と、言いながら宝太郎の頭を軽く撫でる十代。
急に十代が〘スッ〙と右手をかざすと、
〘ザシュッ〙と音がし、
瞬く間に白い茨はバラバラになる。
そう言ってまたもや宝太郎の頭を軽く撫でる十代。
次回のデュエル・ライダーズは!
次回「遊戯3 決闘Ⅰ:創世の神とシグナー」
決闘スタンバイ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。