渡会雲雀 、 という彼は一般人には到底
言えない様な内容を大声で言うもんだから 、
奏斗に殴られて止められていた .
怪盗やってて大丈夫なのかこの人 …
見た目が黒髪メガネでThe・真面目くん .
それでいて諜報員 、 所謂スパイときた .
仲間に入れば流石に心強過ぎる .
さっきの事もあってあからさまに
声を小さくする渡会くんに笑いが零れた .
自己紹介を終えると奏斗が
ぱちんっ ! と手を鳴らした .
絶対クラス表しか興味なかったじゃん
フォルダを開いてクラス表を
映し出した途端 、 奏斗が目を瞑り
手を合わせて祈り始めた .
当たり前の事をあたかも名言風に言う
奏斗と単細胞な渡会くんを横目に
四季凪くんはクラス表を素早く確認する .
ごめんなんだけどセラフと四季凪くん3組
の時点で5人一緒はもう無理なんだよね .
だから早く見てもらえたりしませんか .
奏斗にスマホを預けてセラフ達と
走って自分の教室へ向かう .
初日遅刻は流石に嫌だからさ .
ごめんね2人とも .












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!