まずはあの鬼を殺らないと…
私はさっと堕姫ちゃんの横に移動し、攻撃をする構えをした。
2人同時にダッと走り出し、堕姫ちゃんは耳飾りに帯の攻撃を、私は竹を咥えた鬼に向かって蹴りで攻撃をした。
鬼の方は簡単に胴体を切断することができた。上半身と下半身がサヨナラしているから、再生には時間がかかりそう。
堕姫ちゃんの方は、激しい攻防を繰り返していて、堕姫ちゃんはなかなか攻撃が入らない耳飾りにイライラしている様子。
可愛いな
堕姫ちゃんが金切り声でそう叫んだ瞬間、幾つもの帯が耳飾りを物凄い速さで襲っていった。
そのスピードには流石に反応できないのだろう。耳飾りは苦しそうな表情で刀を構えていた。
帯の攻撃が止んだ頃には、耳飾りは全身血まみれで、今にも死んでしまいそうだった。
右手を前に出し、照準を耳飾りに合わせる。
共鳴の宴 混沌の舞は、簡単に言うと相手の感覚を狂わせる技で、相手が刀も触れなくなるくらいおかしくなるものだ。
その時、背後から黒い塊が飛んできて、堕姫ちゃんの横をものすごいスピードで通り過ぎた。
ボトッ
こいつ…あの時の柱!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。