北東京にて三人の隊長が一人の男の下へ参じた。
一瞬にしてゴルシは宝華の隣に現れる。無造作に振るわれた腕は宝華を建物ごと吹き飛ばした。
言葉と共に凍夜は壁へめり込んでいた。ゴルシは淡々と敵ではなく蠅を払うかのように三人を相手にしている。
光と炎は最初こそせめぎ合うがそれは一瞬。炎が光を一瞬にして焼き尽くす。
白鳳は思わずその光景に唖然としていた、本来なら次の攻撃へと備えるべきなのだが。
横からの拳を軽く受けとめると勢い良く投げ飛ばす。宝華は何とか体制を立て直すが正面からの拳を避ける事が出来なかった。
トドメの一撃は白鳳と凍夜のよって抑えられる。宝華の矛盾を突破する為に威力を落としていたから。
拳や剣の応酬が始まる。全方位からの拳を凍夜は土龍壁やオーラ拳によっていなしながらカウンターを入れていた。
二人の間に割って入った宝華は炎を自身の体に引き受ける。余りにも過剰な火力は宝華の身には効くことは無かった。
極光を纏った拳と月詠が先程までため続けた天満詠がゴルシを前後から襲う。
二つの攻撃に挾まれ、光によって包まれる。
宝華は光に包まれたゴルシに押し込むように聖拳を繰り出した。これで最後だと覚悟しながらありったけのオーラを込めて。
爆発と共に光が消えていく。煙によって見えなくなった場所を三人は警戒していた。
限界を迎えたゴルシはその場で力尽きた。満足そうな表情をしながら立ち尽くしているのだった。
北東京エリア
王クラス討伐
被害
死傷者
108名
死者8名
重傷者37名
軽傷者63名











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。