第21話

第八話 格上との戦い
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2024/03/07 15:47 更新
第51司教ゴルシ・ニート
来たな
北東京にて三人の隊長が一人の男の下へ参じた。
月詠白鳳
ヤバいかもな
四季凍夜
聞いてはいたがここまで………
天野江宝華
それでもやるしかないわよ。私達が負けるなんて許されない
第51司教ゴルシ・ニート
志は良し
一瞬にしてゴルシは宝華の隣に現れる。無造作に振るわれた腕は宝華を建物ごと吹き飛ばした。
天野江宝華
ガハッ!!
第51司教ゴルシ・ニート
ただ、それだけだ
四季凍夜
宝華!
第51司教ゴルシ・ニート
他人を気遣う余裕があるのか?
言葉と共に凍夜は壁へめり込んでいた。ゴルシは淡々と敵ではなく蠅を払うかのように三人を相手にしている。
月詠白鳳
手加減はしないからな。〝天満詠〟
第51司教ゴルシ・ニート
成る程。少しはマシみたいだな
第51司教ゴルシ・ニート
獄炎支配〝精獄炎イフリート
光と炎は最初こそせめぎ合うがそれは一瞬。炎が光を一瞬にして焼き尽くす。
白鳳は思わずその光景に唖然としていた、本来なら次の攻撃へと備えるべきなのだが。
月詠白鳳
嘘だろ
第51司教ゴルシ・ニート
マシなだけだがな
月詠白鳳
これで堕天解放も残してんのかよ……
第51司教ゴルシ・ニート
安心しろ堕解も堕天解放も使わねぇ。堕解は足手まといだし堕天解放を使って悪魔になんてなる気はねぇ
四季凍夜
白鳳、アイツに触れないようにしろ!
第51司教ゴルシ・ニート
もう戻って来たか
月詠白鳳
どういう事だ?
四季凍夜
アイツは他人の感覚を奪う。今俺は刺客を奪われた
月詠白鳳
それは……厄介だな
天野江宝華
ハァァァ!!!
第51司教ゴルシ・ニート
随分と元気な事で、オバサン
横からの拳を軽く受けとめると勢い良く投げ飛ばす。宝華は何とか体制を立て直すが正面からの拳を避ける事が出来なかった。
天野江宝華
グッ……
第51司教ゴルシ・ニート
踏み留まるか………流石三強
第51司教ゴルシ・ニート
だがタンクはゲームでも先に潰しとかないとな、徐々に力が上がるなら尚更
トドメの一撃は白鳳と凍夜のよって抑えられる。宝華の矛盾を突破する為に威力を落としていたから。
月詠白鳳
まだ動けるか!宝華!
天野江宝華
勿論よ………
四季凍夜
俺がコイツを引き受ける!白鳳は遊撃に回って宝華は盾役を頼む!
月詠白鳳
了解した!
天野江宝華
分かったわ!
第51司教ゴルシ・ニート
四季凍夜、お前が俺を引き受けるだと?俺も舐められたな
四季凍夜
それは最後まで分からない事だ!
拳や剣の応酬が始まる。全方位からの拳を凍夜は土龍壁やオーラ拳によっていなしながらカウンターを入れていた。
第51司教ゴルシ・ニート
何だ……俺の方がオーラがある筈だ!!
四季凍夜
オーラがいくらあっても技術や経験が無ければ意味を成さない。お前の場合は経験だ!オーラを制御しなければならない状況で戦った事の無いお前の負けだ!!
第51司教ゴルシ・ニート
だったら制御せずにやればいいだろうが!!獄炎支配〝陽ノ栄天イフリート〟!!
天野江宝華
それを待ってたわよ
第51司教ゴルシ・ニート
な!?
二人の間に割って入った宝華は炎を自身の体に引き受ける。余りにも過剰な火力は宝華の身には効くことは無かった。
四季凍夜
ここだ!四季霊王奥義「霊王五光極撃」
月詠白鳳
やって良い隙を作りやがったな!「天満詠」
第51司教ゴルシ・ニート
まず……!
極光を纏った拳と月詠が先程までため続けた天満詠がゴルシを前後から襲う。
二つの攻撃に挾まれ、光によって包まれる。
天野江宝華
追加でもらっていきなさい!
天野江宝華
「流星爆廻拳」
宝華は光に包まれたゴルシに押し込むように聖拳を繰り出した。これで最後だと覚悟しながらありったけのオーラを込めて。
月詠白鳳
一応構えるぞ
四季凍夜
ああ……
天野江宝華
そうね……
爆発と共に光が消えていく。煙によって見えなくなった場所を三人は警戒していた。
第51司教ゴルシ・ニート
………やる、じゃあ……ねぇ、か
月詠白鳳
まだやれるのかよ…
四季凍夜
ならさっきと同じ様にやるだけだ
天野江宝華
そうね
第51司教ゴルシ・ニート
………
月詠白鳳
まさか……
四季凍夜
立ったまま死んでるな……
天野江宝華
勝ちみたいね
限界を迎えたゴルシはその場で力尽きた。満足そうな表情をしながら立ち尽くしているのだった。
月詠白鳳
被害は……ここら一帯か
北東京エリア
王クラス討伐
被害
死傷者
108名
死者8名
重傷者37名
軽傷者63名

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