前の話
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初めましての方は初めまして、こんにちはの方はこんにちは。どうも私、側近郡司と申します。
というクソみたいな前置きはさておき、これは俺と後楽さんが出会う少し前の話。
俺の親は元々ポートマフィアの構成員であり、俺もそれに倣うようにポートマフィアへ入った。
初めのうちは人を殺すことが怖くてよくビビってはいたものの、次第にそれも無くなっていった。
そんな時だった、後楽さんがポートマフィアに加入した。
後楽さんは俺とは違い、異能力を持っていた。それだけでなく、首領の知り合いからの推薦だったこともあり、そこそこ良い地位からのスタートだった。
その時の俺はまだ一塊の構成員。後楽さんのように良い地位からのスタートではなかった為、後楽さんが入った時も下の地位にいた。
数年後、俺自身も順調に手柄を上げて来れたからか、首領に呼び出された。
入って早々に言われた言葉がそれだった。細かく言うと、後楽さんが何処かへ逃げない為の監視らしい。
俺が言う言葉など、それ以外に無いのだが、流石に頭の中がわけわかめというどのくらい前のギャグなのか分からないギャグを言ってしまうほど混乱しているということは是非ともご理解頂きたい。
そして後楽さんとの初対面の日。この日こそ、俺の人生を大きく変える日だったと思う。
俺は指定された場所に15分前には到着し、ソワソワしながら待っていた。
ふと、声がした。反射的に振り向くと、そこには1人の青年が居た。
低音でも高音でもない音を放つのはその青年だった。
何故此処に首領がいるのだろうか。
案外お茶目な部分もあるのだろうか、と言うかよく仕事をほっぽり出す事ができるなと、後楽さんに素直に感心してしまった。(否、感心するところではない)
後楽さんは俺と同い年かそれとも年下かは分からないが、背は俺と同じくらいだろう。
さっきから僕のことをほとんど見ていなかった後楽さんが、突然俺に質問してきた。
突然だった為、変な自己紹介になってしまったかもしれないが、名前を言えただけよかったか。
俺と後楽さんの出会いはこんな感じで変な感じだった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!