第4話

参話 出会い
462
2025/09/26 11:28 更新



楽しい時間はあっという間にすぎる。



竈門雛菊
わっ、もう夕方か……
不死川玄弥
そろそろ、帰らなきゃいけないんじゃないか?
竈門雛菊
うん
竈門雛菊
じゃぁ、ひなぎく帰るね
また、遊ぼうね!!
不死川寿美
うん!またね!!
不死川志津
またいらっしゃい(ニコッ)
不死川弘
気をつけろよ〜!
竈門雛菊
うん、ありがとう!






不死川家を出ようと靴を結んでる時、なにか向こう

の方でシズさんとさね兄の話し声が聞こえて、





なぜかさね兄がこちらへ来た。
不死川実弥
送っていくぞ
竈門雛菊
いいの?
不死川実弥
あぁ……といってもそこら辺までだが
竈門雛菊
ありがとう!

そう言って、みんなにバイバイをしてさね兄と一緒

に帰った。







竈門雛菊
送ってくれて、ありがとう!
不死川実弥
それは今さっきも聞いたぞ笑
まぁ、母さんに言われたからな…
竈門雛菊
なんて言われたの?
不死川実弥
「女の子1人で帰らせるな!」って笑
竈門雛菊
今度、遊びに来たときシズさんにありがとうって言おう!
不死川実弥
そうだな
竈門雛菊
さね兄は帰り、大丈夫なの?
不死川実弥
あぁ、大丈夫だ。
心配してくれてありがとうな
竈門雛菊
うん!






この時間帯は家に帰る人たちであふれている。


仕事がえりの人。


家族でいっしょに帰ってる人。










明るい声が1番響き渡るのもこの時間だ。
竈門雛菊
(楽しそう)
不死川実弥
……
















不死川実弥
おんぶするか?







竈門雛菊
え?!
なんでいきなり…?
不死川実弥
なんでって…
羨ましそうに見てたから。


そう言って実弥が指をさす方向には、

父親と父親におんぶをされた子と母親が仲良く帰っ

てる。そんな幸せそうな家族がいた。



竈門雛菊
ぐうぜん、見てただけだよ
不死川実弥
そうか?


ほんとに、たまたま…なんだよ……
竈門雛菊
うん…











不死川実弥
なら、俺がおぶって行きたいから、おぶっても良いか?






ほんとに、さね兄は優しい。


竈門雛菊
それなら、良いよ…



さね兄が背を向けてしゃがんでくれた。


竈門雛菊
ありがとう…
不死川実弥
別に…





不死川実弥
それに、今日の雛菊ひなぎくは元気がないように見えた。
竈門雛菊
(気づいてたんだ…)
不死川実弥
悩んでんなら話きくぞ。






竈門雛菊
あのね…









竈門雛菊
ほんとに些細なことなんだけどね、ひなぎくはお父さまとお母さまのお仕事を手伝いたかったんだけど、ダメって言われちゃって……
不死川実弥
なんでダメって言われたんだ?
竈門雛菊
山道が危険だからって、
不死川実弥
なるほどな


不死川実弥
怪我をして欲しくなくて、ダメって言ったんだと思うぞ。
不死川実弥
雛菊ひなぎくの父さんと母さんは、雛菊ひなぎくの事が大事で何よりも大切なんだよ。
竈門雛菊
わかってるけど…子ども扱いがイヤなの!
不死川実弥
子どもじゃん。
竈門雛菊
それを言ったら、さね兄もじゃん!!
不死川実弥
オレは今年で14歳ですー
不死川実弥
それに、おんぶしてもらってる時点で子供だろ笑




竈門雛菊
ウグッ……(図星)













竈門雛菊
おー、ろー、しー、てーっ!!!!
そう言って上半身の動ける部分だけで暴れまわる

が、なかなか抜け出せない。
不死川実弥
やーだねっ!


楽しそうな2人の笑い声が街にこだまするのであった。




不死川実弥
あと少しの道のりだが気をつけて帰れよ。またな
竈門雛菊
さね兄こそ気をつけてね
バイバイ!











そう言って、さね兄とバイバイして家に帰ろうと道

を曲がろうとした瞬間……



























「「 わっ!!?? 」」


















誰かと勢いよくぶつかった。

驚いたのもあり、尻もちをついてしまった。
竈門雛菊
いたたた…
〇〇〇
わっ、ごっ…ごめんね💦

















すると目の前には





黒と水色に近い色のグラデーションを持つ長髪の子がいた。


服装的にたぶん、男の子……かな………?
竈門雛菊
きれい……
〇〇〇
えっ…💧





無意識に言っちゃった…

ぜったい変人て思ったよね…💦💦
竈門雛菊
ごめんね…
えっと、髪がきれいだな…って思……















竈門雛菊
え!?泣いてる!!??




ふと見た瞬間、目に薄っすらと涙がたまっていた。



竈門雛菊
(ぶつかって痛かったのかな💦)
竈門雛菊
ぶつかって痛かったよね💦
ごっ、ごめんね💦💦
〇〇〇
えっ、あっ、そうじゃなくて……




あっ、違うんだ…


ちょっとホッとした……
竈門雛菊
そうじゃなくて?
〇〇〇
父さんや母さんとはぐれちゃって……














竈門雛菊
……。

それって、まいごって事だよね……





















大事件だ……っ!!

※違います。事件ではありません。





竈門雛菊
(この時間よりも遅くなると、攫われたりするし、危険だし……)
〇〇〇
(なんか、うなってる…💧)



竈門雛菊
ひなぎくも一緒に探すよ!!
〇〇〇
いいの……?
竈門雛菊
もちろんだよ!



急いでこの子のお父さまとお母さまを見つけないと………!!!
竈門雛菊
どうして迷子になったの?
〇〇〇
今日は港の方で貿易商が市場をやってて、それで買い物に一緒に来てて……
竈門雛菊
(そう言えば、前にお父さまが言ってたような…?)
〇〇〇
色々みてたら、はぐれちゃって……
竈門雛菊
そっか…



それは不安になって、泣いちゃうよね…

竈門雛菊
お父さまとお母さま以外にいっしょに来た人とかいるの?
〇〇〇
兄さんも一緒に……

うーん、私だったら、そく号泣しそう……

竈門雛菊
(聞いたのはいいものの)
















竈門雛菊
(どうしよう…💧)






すると、男の子は雛菊ひなぎくの迷いを感じ取





ったのか、再び目に涙がたまり始めた。
竈門雛菊
えっと…

















竈門雛菊
はなかんむり、あげる!!
〇〇〇
えっ…
↑急に出会った子にはなかんむりをあげると言われ、若干引き気味な子。





竈門雛菊
あげる!
             気づいてない子↑











竈門雛菊
少し、涙が引いた…?
〇〇〇
あっ…えっと、ありがとう💦💦
竈門雛菊
どういたしまして!!





竈門雛菊
ひなぎくの家が近いから、ひなぎくの家に行って、お父さまとお母さまに助けてもらおう!
〇〇〇
ごめん…
竈門雛菊
ひなぎくは、ごめんよりもありがとうの方が好き
〇〇〇
あっ、ありがとう……
竈門雛菊
うん!


〇〇〇
お家ってどこにあるの?
竈門雛菊
そこ。



そう言って、雛菊ひなぎくが指差したのは、

数十メートル先にある大きな家だった…

〇〇〇
(目の前だった…っ💧)
















しかも……
〇〇〇
……大きい
竈門雛菊
たしかに、大きい方かも…
〇〇〇
(大きすぎる…)


竈門雛菊
(なんか、また、更に引かれた……💧)




まぁ、とりあえずお父さまとお母さまに助けを求め

よう。






そう思い男の子の手を引いて、雛菊ひなぎく

自分の家へと帰っていった。

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