楽しい時間はあっという間にすぎる。
不死川家を出ようと靴を結んでる時、なにか向こう
の方でシズさんとさね兄の話し声が聞こえて、
なぜかさね兄がこちらへ来た。
そう言って、みんなにバイバイをしてさね兄と一緒
に帰った。
この時間帯は家に帰る人たちであふれている。
仕事がえりの人。
家族でいっしょに帰ってる人。
明るい声が1番響き渡るのもこの時間だ。
そう言って実弥が指をさす方向には、
父親と父親におんぶをされた子と母親が仲良く帰っ
てる。そんな幸せそうな家族がいた。
ほんとに、たまたま…なんだよ……
ほんとに、さね兄は優しい。
さね兄が背を向けてしゃがんでくれた。
そう言って上半身の動ける部分だけで暴れまわる
が、なかなか抜け出せない。
楽しそうな2人の笑い声が街にこだまするのであった。
そう言って、さね兄とバイバイして家に帰ろうと道
を曲がろうとした瞬間……
「「 わっ!!?? 」」
誰かと勢いよくぶつかった。
驚いたのもあり、尻もちをついてしまった。
すると目の前には
黒と水色に近い色のグラデーションを持つ長髪の子がいた。
服装的にたぶん、男の子……かな………?
無意識に言っちゃった…
ぜったい変人て思ったよね…💦💦
ふと見た瞬間、目に薄っすらと涙がたまっていた。
あっ、違うんだ…
ちょっとホッとした……
それって、まいごって事だよね……
大事件だ……っ!!
※違います。事件ではありません。
急いでこの子のお父さまとお母さまを見つけないと………!!!
それは不安になって、泣いちゃうよね…
うーん、私だったら、そく号泣しそう……
すると、男の子は雛菊の迷いを感じ取
ったのか、再び目に涙がたまり始めた。
↑急に出会った子にはなかんむりをあげると言われ、若干引き気味な子。
気づいてない子↑
そう言って、雛菊が指差したのは、
数十メートル先にある大きな家だった…
しかも……
まぁ、とりあえずお父さまとお母さまに助けを求め
よう。
そう思い男の子の手を引いて、雛菊は
自分の家へと帰っていった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。