前の話
一覧へ
次の話

第1話

1Daily‪‪𓂃 ☀︎*.。
131
2021/04/27 12:35
…その日は通院の帰りだった。
生まれつき体が弱くて、両親からも見放された僕をおばあちゃんが送ってくれたんだ。
帰る途中風が気持ちよくて遠くを眺めていると……青々と繁る草の中に君がいるのが見えた。君は太陽の光を浴びて輝いていて、僕は最初太陽の妖精だと思ったんだ。
暫くじっと見つめていると君が振り返って僕を見た。そして…声をかけてきたんだ。
_汐瀬@シオセ_ 帝
汐瀬シオセ
…どうしたの?
瀬尾 _碧依@アオイ_
瀬尾 碧依アオイ
んっ、えっ僕!?
僕が慌てて答えると君はくすり、と笑って「慌てないで」と僕を宥めた。
…今思えばこの時から僕は君に恋していたのかもしれない___________。


















characterprofile

汐瀬 帝⇒何故病院にいたのかは分からない。
15歳。(中学三年生)

瀬尾 碧依⇒生まれつき体が弱い。
9歳。(小3)
next𓂃 ☀︎*.。‪‪‪‪

プリ小説オーディオドラマ