前の話
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悪い人が得をして
良き人は得どころか罰を受けているような世界は
誰かの不幸が幸になって幸が不幸になる。
日々、何のために傷ついてそれを解く場所は
私にはない。
でも、こんな世界も悪くないって思える人がいるなら
それはとても素晴らしいことだと思う。
わたしは、微塵も、そう、感じたことがない。
これは私の''唯一''大切にできるもの、
名前の由来だった。
私が産まれて、両親の間にまだ愛があった頃
母の好きな字・姫 父の名前に入っている・良
を入れて姫良になった。
もちろん、そんな暖かいときのころの記憶は
ほとんどないから
いつもひとりで、さみしくて、そんなわたしは
名前と真逆の人生をあゆんでいた
たくさん積み上げてきてそして崩れていく
名前すらも大切にできないときが、
私には簡単に訪れた___、
もはや恐怖もなくなってるのに涙が溢れてくる
あ、そうか、わたしは
つらかったんだ
フェンスを登って足をかければ___
足をかけてもうひとつの足をかける
いじわるに太陽が昇って涙を照らす___、、
地面を蹴ろうと、したときには
からだがじめんにぶつかる
フェンスにかかっていた足も何者かによって
引き戻された
手足が震える
ほらまただ
また、また、誰かにくだした決断をいじられる
私だってわからない
なんでこんなに涙が溢れてて
内心止めてくれる人がいてよかったとか
手を握られて
その手には温かみがあって
感じられて
トクトクと鼓動をかんじる
なんであんなに死を望んでいたのに
鼓動を感じられることが涙を誘う
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新作です。
このように1話目は暗いですが、今の話の構想上だんだん明るくなる予定です。たまたま私が読んだ本で命をテーマにしたのを読ませていただいたときに私も命について考えられるような作品を作りたいと考えたところが原点です。今辛い人しんどい人に届けばいいなと思います。不定期ではありますがご愛読頂いて命について考え、あたりまえの日々の尊さを実感して頂ければ幸いです。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。