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第1話

story1.
10
2024/11/03 04:42 更新
悪い人が得をして
良き人は得どころか罰を受けているような世界は
誰かの不幸が幸になって幸が不幸になる。
日々、何のために傷ついてそれを解く場所は
私にはない。
でも、こんな世界も悪くないって思える人がいるなら
それはとても素晴らしいことだと思う。
わたしは、微塵も、そう、感じたことがない。
松山姫良
姫みたいに周りを照らせて、良い人生を送ってほしい、か
これは私の''唯一''大切にできるもの、
名前の由来だった。
私が産まれて、両親の間にまだ愛があった頃
母の好きな字・姫       父の名前に入っている・良
を入れて姫良になった。
もちろん、そんな暖かいときのころの記憶は
ほとんどないから
いつもひとりで、さみしくて、そんなわたしは
名前と真逆の人生をあゆんでいた
たくさん積み上げてきてそして崩れていく
名前すらも大切にできないときが、
私には簡単に訪れた___、
松山姫良
こんなときに誰か止めてくれる、相手がいればなぁ、、
もはや恐怖もなくなってるのに涙が溢れてくる
あ、そうか、わたしは
つらかったんだ
フェンスを登って足をかければ___
松山姫良
なにもかもなくなる、、
足をかけてもうひとつの足をかける
いじわるに太陽が昇って涙を照らす___、、
松山姫良
さようなら世界
松山姫良
さようなら私、
地面を蹴ろうと、したときには
佐川輝(ひかる)
あのさぁ、!!
からだがじめんにぶつかる
フェンスにかかっていた足も何者かによって
引き戻された
手足が震える
松山姫良
なんで、、なんで!!
松山姫良
やっとまっしろになれるとおもったのに!!
佐川輝(ひかる)
俺の屋上でそういうことやられると
佐川輝(ひかる)
俺のいるところがなくなるからやめてほしいんだよ
佐川輝(ひかる)
お前がそんなんになるまで追い込まれたのはなぜかはわからないけどよ
佐川輝(ひかる)
とりあえずやめろ
ほらまただ
また、また、誰かにくだした決断をいじられる
佐川輝(ひかる)
それに
佐川輝(ひかる)
そんなに震えてるならほんとは怖いんじゃないのか
松山姫良
ッ、、、ハァ、、
私だってわからない
なんでこんなに涙が溢れてて
内心止めてくれる人がいてよかったとか
佐川輝(ひかる)
ッはぁ、、、
手を握られて
佐川輝(ひかる)
立てるか?
その手には温かみがあって
感じられて
トクトクと鼓動をかんじる
なんであんなに死を望んでいたのに
鼓動を感じられることが涙を誘う
ーーーー
新作です。
このように1話目は暗いですが、今の話の構想上だんだん明るくなる予定です。たまたま私が読んだ本で命をテーマにしたのを読ませていただいたときに私も命について考えられるような作品を作りたいと考えたところが原点です。今辛い人しんどい人に届けばいいなと思います。不定期ではありますがご愛読頂いて命について考え、あたりまえの日々の尊さを実感して頂ければ幸いです。

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