話し合いが終わって、各々が席についている。
それぞれで雑談タイムが始まっててちょっとざわざわしてる
隣の叶は前に出てるし、周りの子は他の子達と話してるし。
隣を見れば、肘をつきボケーっとしてる葛葉。
多分いつもだったら、「葛葉は何に出るの?」とか「楽しみだ!」って話しかけられてた。
でも…
姫咲さんの言葉が頭の中で繰り返されている。
今まで、ずっと病院にいたから人との距離感は分からない。
もしかしたら、私が来るまで二人と姫咲さんが仲良かったのかもしれない。
だから、私が邪魔なのかもしれない。
隠してるだけで、葛葉はウザいと思ってるかもしれない。
………本人に聞けるわけないから分からないけどね。
私よりも、今の葛葉を知っている姫咲さん。
なるべく、今よりも関わりを減らそう。
これ以上迷惑はかけられないからね…
葛葉肩)ペチペチ
いても立ってもいられなくて、私は席を立った。
どっかのグループに混ざることもないから、取り敢えず叶のところに行こっかな
なんか、心の奥の方がムズムズする。
汚い感情が溢れだしそうで二人を見れない。
私は葛葉と話せてないのに。
私には仲良くするなって言ったのに。
私のほうが葛葉を知ってる筈なのに。
私だって葛葉を笑わせるくらいできるのに。
私も葛葉にっ…
紙)クシャ
分からない。自分が、自分の感情が。
だって別に、
葛葉が誰と仲良くしたっていいじゃないか。
なのに彼女と話してるのを見るのが嫌。
私だけ見ててほしい。私の話を聞いてほしい…なんて
この感情が、良くないものなら…葛葉に害を与えるのなら、離れるのが一番だろうな
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。