第6話

005. 入試と対する思い
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2026/02/08 13:11 更新
 私たち受験生は説明を受けた後、各々の受験票に表記のある演習会場へと移動した。
あなた
規模が凄いですね……
心操人使
嗚呼、そうだな
 目の前にあるのは大きなゲート、その奥には市街地を模した無人の建物の並び。
 これが複数もあるのだと言うのだから、驚くのにも無理はない。
あなた
それにしても、人が多いですね
心操人使
何人ぐらい居るか……検討もつかねぇな
あなた
きっと数えられませんよ
心操人使
それもそうだな
 人使と緊張感の感じられない会話をしつつも、私は前に居る受験者を見ていた。
あなた
(やっぱり——)
プレゼントマイク
はいスタート!
あなた
 何の前触れもなしに開始の合図が響き、私は驚きと共に反射的にゲートへ向かって走り出した。
心操人使
あ、ちょ!?
 後ろから人使を含めた受験生のざわめきが聞こえるが関係ない。
プレゼントマイク
どうしたぁ?
実戦にカウントダウンなんざねぇんだよ!!
.
おいマジかよ!?
.
急がねぇとポイント無くなっちまう!!
 後続が慌てて走り出したところで、上空から仮装敵を探すために箒に飛び乗り、散策を始めた。
あなた
見つけた!
 数秒上空を走っていると、プリントに記載されていた仮装敵の姿が複数視界に入った。
 私はすぐに箒から飛び降り、強風を吹かせたその勢いで、仮装敵のてっぺんに蹴りを喰らわせた。
 ガシャーン! と大きな音を立てて、仮装敵は大破。
あなた
……案外脆いですね
 今倒した一体だけが全てではないため、そう立ち止まっても居られない。
 次の仮装敵を探す為に、目の前の仮装敵達に大量の水を掛け、雷を落として感電させる。
 ぷすぷすと黒い煙を立ち上らせながら崩れる仮装敵を背後に、私は次の敵を探すために走りだしていた。
 監査室にて、雄英教師が数々の受験生の資料、試験会場の様子が映っているモニターの数々を見ている。
.
この実技試験は、受験生に敵の総数も配置も伝えていない
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限られた時間と広大な敷地、そこから炙り出されるのさ
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状況をいち早く把握するための情報力
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あらゆる局面に対応する為の機動力
.
どんな状況でも冷静でいられる判断力
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そして、純然たる戦闘力
.
市民の平和を守る為の基礎能力が、ポイント数という形でね!!
.
今年は中々豊作じゃない?
.
いや、まだ分からんよ
真価が問われるのは——
 そう言って、ポチッと何かのボタンを押した。
.
これからさ
 目の前にいる3Pの仮装敵を倒し、合計ポイントが68になった。
あなた
よし!
 次の仮装敵を探そうと方向転換したところで、突如として爆発音があたりに轟いた。
.
何!?
.
な、何あれ……ッ!!
 1人の受験生が指を指した方向を見ると、プレゼントマイクが言っていた0P敵がすぐそこにいた。
あなた
言葉通りの“所狭し”って事だったの……!?
 0P敵が軽く前に進むと、周りに建っていたビルなどの建物が倒壊し、瓦礫が受験生達に向かって降り注いでいく。
.
キャァァァ!!
.
おい! 早く逃げなきゃ潰されちまう!!
 命からがら逃げ出す受験生の隅に、見慣れた人影を見つけ、立ち止まった。
あなた
人使……!?
心操人使
ッ……く
 足を瓦礫に挟まれ、力が入らず抜けられない様子。
 私はその様子を見て、咄嗟に0P敵の方へ箒をつかんで駆け出していた。
 その時の頭の中なんて何もなくて、ただただ「助けなきゃ」という思いに駆られ————。
あなた
(一か八か!!!)
心操人使
!!!
 私は空中で光魔法を使って、手に光エネルギーを収束させ、一気に0P敵へと放った。
 高温の熱線を受けた0P敵は、轟音を立てて部品をバラバラと落としながら前方へ倒れてくる。
心操人使
あなた!?
あなた
少し乱暴ですが!
 それを見た私は、すぐさま人使の上から瓦礫を退かし、首根っこを掴んだまま後ろへ着地した。
 と同時に、試験終了を告げるサイレンが鳴り響いた。
プレゼントマイク
試験終了!!!
 
あなた
はぁぁぁぁ……
 私は一気に疲労に襲われ、ヘタリとその場に座り込んだ。
心操人使
ありがとな……あなた
あなた
良いの
心操人使
あ、怪我してる
 人使が私の左腕をそっと指さして言った。
 言われて見ると、確かに傷ができており、血が少し出ている。
あなた
大丈夫、大丈夫
すぐ治るし
あなた
(今日中にはちょっと無理そうだけど)
心操人使
まぁ、そうだな
 
.
はい、お疲れ様〜
.
お疲れ様お疲れ様〜
あなた
 声のする方を向くと、小さなお婆さんがみんなに何かを渡しながら歩いて来ている。
.
はいはい、グミだよ
お食べ〜
.
あ、ありがとうございます……?
.
はいはい、そっちもね〜
.
どうも……
あなた
心操人使
グミ……?
 どうやら労いの為か分からないが、グミを配りながら歩いているようで。
.
お二人さんも、グミだよ
 少しぽけっとしながら見ていると、そのお婆さんが私たちの前に来て言った。
あなた
あ、ありがとうございます
心操人使
あざっす
 おずおずと手を差し出してグミを貰う。
 手を広げてみると、くま型の可愛らしいグミだった。
.
おや、お嬢さんの方怪我してるさね
 ありがたく口の中に放り込み、そのまま咀嚼していると、お婆さんが腕の怪我に気がついた。
あなた
ああ、大丈夫ですよ
ご心配なく
.
いいや、治すから、腕をこちらの方へ出しなさいな
あなた
ごめんなさい、お気持ちはありがたいのですが……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あなた
生憎、治癒・回復系の“個性”は効かないんです
.
そうなのかい?
あなた
はい、私の個性の関係で
.
それなら仕方がないさね
.
お大事に〜
あなた
……はい
 お婆さんは後ろを振り向き、次の試験会場に向かって歩いて行った。
 
あなた
さてと……
帰ろっか!
心操人使
……嗚呼
 その時、人使が少し寂しそうに笑った事に、私は気付かなかった。
 交換宣伝入ります!
 
 はい、こちら私のリア友ちゃんの作品となってまして…
 設定から神ってるんです
 夢主ちゃんがですね、少し不思議な雰囲気を醸し出しているんですよ
 だからか、これからの展開がどうなっていくか予想もできないんです!!
 んまぁ、まだ数話しか投稿されていない所為もあるのですけれども…(
 一度でも良いから読んで見て欲しいです!
 語彙力なくてごめんね!! 交換宣伝ありがとう〜!

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