えー、いま、拙者ピンチ。
前の席に腰掛けているのはアン。拙者の恋人。
顔を背けて無視を決め込んでるし
見かねたオルトが聞いてくる。
いや、何もしてないはずなんだ
その発言を聞いてなんの事かようやく分かる。
いや、でも、いなかったはず
アズール氏いいぃぃぃ!!!!
アンがヤバい方向に向かいそうだから焦ってバンっと手をついて立ち上がり大きな声で否定してしまった。彼は大きな声や音、すごい剣幕をしているであろうこれがダメだと言うのに
そう言いながら体が震えている。
兄のテオならこの場を上手く乗りきったのだろうか。
そんなこの場にいない人間のことを考える。
彼ならここの場をどうやって納めるだろう。
いや、彼の真似事ではダメだ
ギュッ
か細くでも、至近距離の拙者には聞こえる声で聞こえた。
To be continued……
なう(2022/12/20 09:37:01)













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。