第12話

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2026/04/16 11:36 更新
あなたside

高校入学して、丁度1ヶ月が過ぎた。
その間に私達はそれぞれ希望していた部活に入って、高校生活の流れにもどんどん慣れていったりしていた。


そんな中、クラスではもうすぐ始まる体育祭の話をしていた。

毎年、運動会や体育祭はいつもサナと二人三脚に出ていた。

同じクラスで皆から『双子やから息ぴったりやろ!』なんて言われて決められる。

私もサナとなら出来ると思うからいつも何も言わずに従っていたが、たまには他のも出てみたいなぁと思ったりもしていた。

双子やからと言う理由で私達の意見はほとんど採用されないことに少し不満も生まれたりもした。


サナはどう思ってるか分からんけど…。


そんなことを思いながら黒板に種目を書かれているのを見つめる。

すると担任が生徒に声をかけた。


ジヒョ
ジヒョ
種目は1人2種目必ず参加になります。
学年優勝目指してるのでしっかり決めていきましょう!
サナ
サナ
偉い張り切ってるなぁジヒョ先生笑
モモ
モモ
ほんまに笑
ミナ
ミナ
熱血教師っぽいもんな笑
(なまえ)
あなた
(2種目か、何しようかな?)

心の中で考えていると、ももが私達に聞いてきた。

モモ
モモ
さーたんとあなたのニックネームは出たいのあるん?
サナ
サナ
出たいのか…何やろな?
小学校と中学校の時は2人で二人三脚出たりしてたけど。
(なまえ)
あなた
そうやったな。
モモ
モモ
それって双子やから?
同じのに出たいってなったん?
(なまえ)
あなた
…というよりは、双子やからって言う理由でクラスの皆に勝手に決められたって感じやな。
サナ
サナ
…そうやったな。
「双子やから息ぴったりやろ!」って言われてやってたわ。
ミナ
ミナ
勝手に決められるのだるいな…。
サナ
サナ
まぁ皆の気持ちも分かるけどな笑


サナの言うとおり、皆がそう思うことも理解できるから断ることもできなかった。

もしかしたらサナは嫌やったかもしれんなって思うと申し訳なかったなぁとも思う。

するとサナは…

サナ
サナ
まぁサナはあなたと同じ種目に出れて嬉しかったからよかってんけどな!
(なまえ)
あなた
サナは…
勝手に決められるの嫌じゃなかったん?
サナ
サナ
え?
勝手には嫌やったけど、サナはあなたと一緒やったら何でもよかったから特に気にしてへんかったわ笑
(なまえ)
あなた
…そっか。
ならいいんやけど笑

そんな話をしていると、ジヒョ先生がクラスに質問してきた。

ジヒョ
ジヒョ
二人三脚は誰かしたい人いる?

するとクラスメイトの1人がこんなことを言い出した。

A子
A子
二人三脚なら丁度良い2人おるやん!


これはもしかして…と思っているとサナも感じ取ったのか私の方を見てきた。

2人で顔を見合わせていると…

(なまえ)
あなた
…。
サナ
サナ
…。
A子
A子
あなたの名字さん達、二人三脚出てよ!

そう言われてクラスメイトの方を見ていると他の子も便乗してきた。


S男
S男
確かにこの2人やったら絶対息合うな!
A子
A子
やろ!
お願い!!

またか…。どうしよかな…。

まぁ…もう1つは好きなん出れるやろうから…。

そんなことを思っているとサナからも同じ考えだと言うのが双子の力で伝わってきてもう一度サナの方を見るとサナもこちらを見ていた。

2人で目を合わせて同時に頷いて…


サナ
サナ
いいよ。
(なまえ)
あなた
いいよ。


2人で同時に返事をした。

すると…


A子
A子
ありがとう!
返事までタイミング一緒とかほんまに息ぴったりやな!笑

何て言われてしまった…。

まぁ双子なんでね笑なんて思っているとミナが心配そうに話しかけてきた。

ミナ
ミナ
2人とも…
ほんまによかったん?
(なまえ)
あなた
…まぁこうなるやろなとは思ってたし。
もう1つは自分がやりたいのやらせて貰えるならええかなって。
サナ
サナ
サナも同意見。
ミナ
ミナ
そっか。
じゃあ2人の希望聞いてあげてな!
A子
A子
もちろん!
何出たい??

ミナがクラスメイトに声掛けしてくれたお陰で私達は希望の種目をやらせて貰えることになった。


何にしようか考えていると…


サナ
サナ
サナ障害物競走がいい!
モモ
モモ
意外なとこ来た笑
サナ
サナ
そうかな?
1回やってみたかってんよ笑
A子
A子
OK!
あなたちゃんは??
(なまえ)
あなた
私は…
リレーに出たい。
A子
A子
了解!


サナが障害物競走を選ぶやろなとは思ってた。
少し心配なとこはあるけどサナのやりたいことが出来るならそれで良いと思った。

私も少し憧れてたリレーに出て見たかったからミナが提案してくれてよかったなと思う。

モモ
モモ
じゃあ自分とみーたんも二人三脚出るわ。
まだ空いてるやろ?
A子
A子
もちろんいいよ!
(なまえ)
あなた
ももがあんなこと言ってるけどミナは良いの?
ミナ
ミナ
ん?
あぁ、ももりんと2人で出たいなぁって話してたんよ笑
(なまえ)
あなた
そうなんや笑

そんな話をしながら黙々と他の種目の出場者が決まっていった。

ももと私はリレーに、サナとミナは障害物競走になった。

全員での種目は綱引きと玉入れ、男子は組体操、女子はダンスとなった。


クラスの話し合いが終わって、放課後はそれぞれ部室に行こうとした時、サナに声をかけられた。

サナ
サナ
あなた!
(なまえ)
あなた
ん?
サナ
サナ
今日は一緒に帰れそう??
(なまえ)
あなた
今日はアンプ使える日じゃないから大丈夫やと思うよ。
サナは部活何時に終わるの?
サナ
サナ
サナ達も基礎練習だけやから18時までには終わると思う!
(なまえ)
あなた
わかった。
じゃあ18時前にダンス部の部室前に居るようにするわ。
サナ
サナ
わかった!

そう言ってサナ達と別れた。

部活が本格的に始まってから一緒に帰る頻度が少なくなっていた。

サナ達も私も入ったばっかりでまずはお互いに基礎練習やギターの練習で必死になっていたし、私の部活は曜日で実際にアンプを繋いでギターを弾いたり、ドラムを実際に使って練習する日を学年ごとに決められているため、アンプが使える日はなるべく長い時間使えるように遅くまで残ってしまうのもあってサナと一緒に帰ることが出来なくなっていた。

サナに申し訳ない気持ちもありながら、ギターが上手くなりたいのもあってたまにスタジオを借りて練習している日もある。

軽音楽部の1年生の初の舞台は文化祭だ。

その日までにもっと上手くなりたいけどサナとの時間を減らしてしまっている自覚があるから、まだ時間はあるし少し練習の時間を減らそうと思っていた。


サナが寂しいと思っているのは私が1番分かってるから…。

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