風楽あなた 大分不味すぎる状況に陥っています。
ここで風楽家の人間であると話したら?
もしかしなくても死罪は確定だろう。
なぜだろうか このヒーローの瞳を見ると
私の唯一の理解者で幼馴染のこと。
貴方の最期を思い出してしまう。
もう思い出したくなんかないのに。
どんな時も信じられるのは貴方だったな なんて。
お兄ちゃんと喧嘩した時も 任務に失敗した時も
よく話を聞いてくれてたのを覚えている。
「 少しくらい信じてもいいのかな……? 」
このままじゃいけない。
けど貴方達が私のことを信じてくれる、
助けてくれる確証なんて何もなかった。
初めて言われたその言葉が
今思うと私を大きく変えてくれたのかもしれない。
名前を..打ち明ける勇気をくれたのかもしれない。
私は「 君を助ける 」と言ってくれた貴方を
ほんの少しだけでも信じてみたくなった。
何か信じてくれる確証を得た気がした。
___ 初めて助けてほしいと強く願った












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!