〜半年前〜
ジンヒョンを好きだと自覚したあと半年間片思いをした。
もう耐えきれず告白しようと決意した日のことだった。
ジンヒョンを探しに色んなところさがしまわってたらたまたま聞いちゃったんだよね。
そう言って笑っているジンヒョンを僕は見てしまった。
僕は急いでその場を離れた。
そのあと部屋に帰って僕はどうして男なのかどうして女じゃないのか、女に生まれたかった。
僕は自己嫌悪におわれた。
ずっと涙は止まらなかった...
半年たってもまだ諦めのつかないジンヒョンへ気持ちを僕は今も隠している。
バレないように、悟られないように、
近くでジンヒョンを見ていたい。
ジンヒョンに嫌われたら生きていけないから今日も僕は嘘をつく
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。