※やまゆたまだ付き合ってないよ
ゆうたside
やまとがそう声をかけて、事務所にいるメンバーを集めた。
いつもよりかしこまった雰囲気だったから、なんだ、とみんな目を見合わせる。
そこまで話して、みんなの反応を見たやまとが焦った様子で両手を顔の前で振る。
思わずその先の言葉を急かす。
ここから本題に入るようだ。
やまとがまた口を開いた。
その場が一瞬静まり返る。
なに、それ。そんなもの本当にあるのだろうか。
でも、こんな急に呼び出してきて嘘でした!なんてくそ笑えないことをするほど馬鹿なヤツだとは思っていない。
もちろん、ここ何日もやまとの体調が良くないことはここにいる全員がわかってたわけで。
みんな、笑っていいのか、なんと言えばいいのかわからないと言う顔で止まっている。
せめて、ここは俺が。と、頭の中をぐるぐる回る言葉を引っ掴んで言う。
なんて、ヘンテコな答えしか出てこなかったわけだけど。
少し無理矢理だったが、渋々といった様子で頷いた。
そんなこんなで日が暮れ、やまとは決まりを守って今は部屋にこもっている。
今日は編集がたんまりだから、帰らず事務所で過ごす。
多分他のやつらも。
歯磨きをしたあと、口をゆすいで顔を上げると__
鏡越しに、洗面所のドアの前に立っているやまとが目に入る。
急に両手でほっぺを挟まれる。
やまとの両手を剥がして、洗面台に向き直る。
途端
ぐいっ
は?これ...
なんとか、動揺しているのを隠す。
副作用ってこと、わかってないのか?
なのに、やまとがドアの鍵に手をかけて、
ガチャッと鍵のかかる音が、やまとでいっぱいの視界の中でもはっきり聴こえた。
馬鹿だろう。これ。
なにしてんだ、おれ。やまとと、こんなこと、
洗面台まで追い詰められて、そしたら、身体がひょいと浮いて、台に乗っかる。
一番落ち着いてないのは俺なのに。
だって、こんなシチュエーションの後、することなんてもう決まってるようなもんだし...
やまとが抱きついてくる。身体がすごく熱い。
いつもなら、『なんだよお前だるいな』とか言って剥がすけど、今は...なんかそんなことする気になれない。
ドアの向こうから声がして、勝手にびっくりする。
ごめん嘘。やまとは今俺に抱きついてる。
足音がだんだん遠ざかっていく。
一息つく。
"迷惑かけると思うけど、よろしく"
その言葉が蘇る。
気づいた時にはもう唇が重なっていた。
それはなかなか離れなくて、身体はすっかり反応して。
ああ、俺やまとのこと___
言えない...きもちいいだなんて。
本当はもっと触って欲しいだなんて。
不思議と、やまと相手だと全く怖くない。
言葉通り、すぐにやまとの手が服の中に入ってくる。
うわぁ.....俺ちゃんと勃ってる、
グチュグチュッグチュグチュッ
くっそ、めっちゃ声でるっ
なんだよその触り方、、しらないのばっかり、っ
すると、やまとは自分の指を舐めて濡らして、俺の孔に当てた。
やっぱり俺、そっち側なの!?
わかってる。
今、こわいって気持ちよりも、もっと先にいきたいという気持ちの方が強いってことが。
俺が黙ってやまとの肩に手を置くと、
クプッ...
クプックプッ
グリィッ
グリッグリグリィッ
ほんとに決まってる。
だって、俺やまとのこと好きだって気づいちゃったんだもん。
ずっとどこかで否定して閉じ込めてきたのに、ここにきてお前がこじ開けてきた。
自分でやまとのを入口に当てる。
前かがみになったやまとが俺の耳元で呟いた。
その言葉でその声で、ふっと力が抜けて、やまとが入ってきた。
パチュンパチュッパチュッパチュッ
やまと俺の腰を支えてくれている手があったかい。
全部、大好き。
パチュンッパチュッパンッパンッパチュッ
またひとつずつ落とされるキスに身体が熱くなる。
ズッズッズッ
そう言われたけど、やまとの背中に回した腕を剥がさない。
次は俺から唇を重ねると、やまとはすごく幸せそうに笑った。
俺はこの先ずっとこの笑顔を見ていたい。
いや、何がなんでも見てやる。と誓った。
こんにちは!あきです。
リクエスト募集中〜😥

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。