私に見えるこの空間はとても閉塞的。
誰からも見つからない。
そんな感じがするな
大きなため息を吐いて次に新鮮な空気を体内に取り込んだ
その時違和感を覚えたのだ
燃料の匂いがする
駅の方から流れてくる匂いに、私は危険を察知して向かった
急いで駅に戻ると列車は破損している
どころか、火があがっている
さっきのウミガメの場所まで急いで戻ると
辺りは水浸しになっていた
海の上に取り残された小島にいる
なんとかそこまで泳ぐことは可能だけど…
そうだ!!
特性を生かさせてもらおう
泳いで沈みかけの小島へと向かう
危うくも何とかたどり着いた
二人は強くイメージを始めた
そうすると例のごとく坂は現れた
そう言って小さな手を引き、坂道を登った
坂の上は風が強い
もし、突風でも吹かれたらひとたまりもない
慎重に慎重に駅までの道のりを半分くらいまでついた頃に
駅は見えた
黒い何かが列車に張り付いているのが見える
一瞬の隙だった
原基さんの声だけが聞こえた時にはもう…
突風に体を押され崖から転落していた
恐怖で声も出ない
視界が真っ暗になる
何も見えない、聞こえない、感じない
何も…ない
そこは闇が広がる
暗い、深い、腐海
腐っている海
これが意味するもの…?
そんなのわからない
この場所には闇と広がる腐海しかない
急に世界に光が差し込み、目が眩む
やっと目が慣れてきたことろには
きっと変な夢も頭をぶつけたせい












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!