最初に言います。
長いしちょっと話がよく分からなくなってる部分があります。
大目に見てください。すいません。
らん視点
今は使われていない空き教室に3人だけの空間。
やっぱり気まずくて誰も口を開こうとしない。
いるまも空気的に険しい顔をして何かを探っている。
そりゃそうだろう。
何も分からない状態でつれて来られたんだから。
少しでも話しやすい空気を作るために口開く。
少しでもいつもの空気感を取り戻せればと思い聞くと、やっぱりいるまはいつものように返してくれる。
すちはずっと下を向いているため何を考えてるのか予想も付かなかった。
いるまが今まで見たこともないくらいに動揺しているのが分かった。
まあ、好きな人だもんな、
少し安心したような、でもどこか悲しんでるような表情になるいるまが見える。
やっぱ複雑な気持ちになったんだろうか。
俺と同じように。友達にまで嫉妬するこの感情。
俺は話を続けようと口を開いた。
けど、
すちに遮られた。
さっきまで何かを考え込んでいるように下を向いていたのに、今は何か覚悟を決めたかのように真っ直ぐな瞳で俺らを捉えていた。
その真っ直ぐな瞳に反抗する気などなかった。
すちも何か覚悟を決めたのだろう。
俺は黙って2人を見つめることにした。
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すち視点
ずっと考えていた。
全部話してしまえばいいんじゃないかって。
でも、それでいるまちゃんに嫌われることだけはなってほしくない。
この気持ちに嘘も、出来ればいるまちゃんに嘘もつきたくない。
だから、いっその事全部話してしまおうって思った。
最初から全部俺は知ってたことも。
俺が恋に落ちてしまったことも。
さっきまで2人を信じて、受け入れてくれるって信じて話してたのに。
そんな簡単に壊れる絆じゃないと分かってる。
もしかしたら恋心は、一瞬で全てを変えてしまう魔法なのかもしれない。
そう思った。
そう言うといるまちゃんは目を見開き、驚いた表情で俺を見ていた。
らんらんはただただ黙って俺らを見つめている。
その視線が、今の俺には少し辛かった。
でも、1度覚悟を決めたんだから折れるわけにはいかない。
最後まで全部話さなきゃ。
ただただ黙って聞いてくれるいるまちゃん。
それが今の俺にとっては1番良かった。
そして次はらんらんに目を向ける。
これも話さなきゃいけない。
らんらん自身も気づいていなかっただろう。
自分がそんな前から恋に落ちていたことも、あなたの下の名前先輩のことばかり考えていたことも。
俺は感が良いから、分かってしまった。
誰も気づかなかった恋心に。
返ってきた言葉は予想外のもので一瞬戸惑った。
謝るのなんて当然なのに、なんでそんな言葉をかけてくれるのか。
悪くないわけがない。
友達の好きな人を好きになる。
友達なら応援しなきゃいけないのに、応援出来ないどころかライバルになってしまった。
これの何が悪くないことなのか。
少し目線を下げて言ういるまちゃん。
そうだ、俺は気づいたらもうあなたの下の名前先輩のことばかり考えていてた。
まだ知り合って1日も経っていないのに。
これは一目惚れの1種なのだろうか。
あの出会いが俺を変えてくれた。
いや、俺を変えてしまった。
恋愛なんてしないと思っていたのに、恋心なんて邪魔なものだと思っていたのに。
恋愛なんて、嘘だと思っていたのに。
それを一瞬にして覆された。
俺は彼女以外にこんな感情を持つことは、もうないだろう。
なんで、こんな優しいの。
なんで、なんでこんなにも欲しい言葉をくれるの。
普通なら怒っても、貶しても文句言えない状況なのに。
ずっとどこかで信じていた。
いるまちゃんなら気を使ってでも許してくれるだろうって。
でも、こんな柔らかい表情で「嘘つくなよ」なんて…、
少し涙が零れそうになりながらも、笑顔でいるまちゃんに応えた。
俺は、本当に良い仲間を、良い友達を持ったんだな。
ありがとう、いるまちゃん、らんらん。
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いるま視点
すちもあなたの下の名前先輩のことが好きだって、全部気づいてたって言われたとき、最初は戸惑った。
友達と同じ人を好きになるなんて漫画みたいなこと本当にあるんだなって。
何度も謝ってくるすちを見て、なんも悪いことしてねぇのにって不思議だった。
好きな人を好きになって何が悪いのか。
それがたまたま同じだっただけで、しょうがないことだって。
そんな綺麗事で片付けることにした。
これ以上深く考えるとすちを悪く見てしまう気がしたから。
そんなこと俺は望んでない。
ふと横を見ると、下を向いたままうごかないらんがいた。
らんも多分そうなんだろうな。
俺が聞くと、また下を向いて考え込んでしまう。
そろそろ自分のこと分かってもいいんじゃないかと思うけど。
こいつの何がそんなに考えさせているんだろう。
急な褒め言葉に驚く。
誰の向けての言葉なのか聞こうとするも、らんの言葉は止まらなかった。
ただただ黙ってらんの話を聞く俺ら。
とても嘘をついてるようにも見えないし、本心なのだろう。
ずっと前から、俺が気づかないうちかららんも好きだったんだろう。
自分でも気づかないうちに、もう恋に落ちていたんだろう。
多分、今聞いてなければもう聞けなかっただろう。
こいつは無駄に優しいから。
俺らが好きだと知った時点でもう好きなんて意地でも言わない。
らんはそういうやつだ。
声も震えて、少し涙目になっているらん。
そんならんの手をすちが握り締めて柔らかく微笑んだ。
やっぱり。
どこまでも俺らは似た者どうしなんだな。
性格や顔じゃなくて、中身が。
すちがこちらへどこか泣きそうな笑顔をむける。
そして口を開いた。
そんなことを笑顔で言うすちの頬には涙が伝っていた。
それにつられて涙が出そうになるのをこらえて俺も続ける。
俺はこのことを忘れることはないだろう。
俺ら3人の絆が、前より強くなった気がした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!