今日 、さとみくんは 一緒に帰れないらしい
親が心配するから 親には内緒にしとこう …!
今日は特に予定とかないし、
ショッピングとか行こっかな〜
既に延期してもらってるのに 伸ばす訳には...!
コンコン 🚪
ふぅ ... 説教回避〜!
次こそ 校門通過するぞ ...!!
17時 。
夕日に照らされる校舎は 、
部活のない日の 下校時刻をとっくに過ぎて、
全く 人気がない 。
嫌いだったわけじゃないけど、
学校を 好きになれた気がする ...!
あれ ...
最終下校時刻過ぎてるのに まだ人いる ...
好奇心に負けて 、
体育館の連絡通路に映る、 ふたつの影に目をやる。
女の子が 男の子の前で 腰を曲げた。
手はまっすぐ 男の子の方へ伸びて 。
もっと目を凝らして見てみると、
男の子の方の影に 見覚えがあることに気づいた。
さすがは イケメン。 モテてるなぁ ...笑笑
ていうか 今日親の手伝いあるとか言ってたよね...
それで 私との下校 拒否ったよね ...
こんなことなら 言ってくれればよかったのに ...
嘘つくまで バレたくなかったのかな ...?
こんな仲なのに ... 。
信頼されてないのかな ...
てか 嘘つくまででもなくない?
言ってくれても良くない?
別に 知られて嫌なことじゃないでしょ
モテるのは 承知してるし!!
なんで 教えてくれなかったんだろう って
頭の中 ぐるぐる回ってる 。
気がつけば さとみくんが私の手を握っていた。
ぼーっとしすぎて 気づかなかった ...。
... 強く問い詰めちゃったな 。
嫌われてなければいいな .........













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。