チャーリーは私に興奮気味に言った。
今日あなたがアラスターをデートに誘う相談をしに来たのだが、実はアラスターも以前私たちのところに相談しに来ていたのだ。
遡ること2日前
恥ずかしそうに私とチャーリーに相談を持ちかけてきたアラスターは今までに見たことがないくらい顔を真っ赤にしていた。
それでもって私たちはアラスターのためにあなたにデートに誘うためのアドバイスをした。
アラスターは恋愛に不器用だから、ちゃんと教えないとあなただって驚いて引いちゃうでしょ?
アラスターは珍しく熱心に私たちの話を聞いていてちょっと面白かった。
まあ、あとはあなたにアドバイスした内容とほとんど同じことを伝えた。
私が軽く独り言を言うと、チャーリーは目ざとく反応して鼻息を荒くしながら言った。
私も、チャーリーと恋人になるには苦労したなぁ...
私はこれからの2人の関係を見守るのかと思っていたが、どうやらデートに誘う瞬間を見たいらしい。
チャーリーらしいというか、なんというか...
チャーリーはサングラスをかけて、いかにも怪しい装いでコソコソとあなたの後を追っていた。
長い廊下を真っ直ぐ歩いてるだけなんだし、見失うとかは...
まぁ、チャーリーのやりたいやり方でいいわよね
あなたはアラスターの部屋の前に立つと、少し扉の前で深呼吸しているのが見えた。
きっと緊張しているのだろう。
扉をノックした後、アラスターが出てきた。
その後、あなたはアラスターの部屋に入ってしまった。
待つの!?!?
数十分経っただうか。
あなたがアラスターの部屋から出てきた。顔色を見ると少し頬を赤らめながら、嬉しそうにしているのが見えた。
部屋の中にいるアラスターに手を振ったあと、部屋の扉を静かに閉じた。
あなたの方に視線を戻すと、スキップしながらあなたの部屋に戻っていく姿が見えた。
そんなあなたを見ているとこっちまで嬉しくなってくる。
デートの日は、地獄に来て1番幸せな日にして欲しいわね












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。