第6話

キスと模擬戦
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2025/11/23 09:00 更新
gn.
また…一睡も出来なかった…

問ちゃんと同室になって2日目の朝。
気づくと窓の外から光が差し込んでいる。
どうやらまた寝ないまま朝が巡っていたようだった。
鏡を見ると酷いくまが出来ていて、ちょっとヤバいかもとは…思った。
gn.
(昨日のこと、何にも気にしてないみたい…)

少し睨みつけるように隣に座る問を横目で見る。
黒板を見つめながら鉛筆をくるくる回して退屈そうにしていて、まるで何も思ってないようだった。
gn.
初めてだったのに…!!
mn.
…?どしたの?
gn.
なんでもないデス…

悪気は無いみたいだけど、一体何のために…

…でも
みんなは…他の生徒は、同室の子とキスで魔力のやり取りなんてとっくに済ませてるのかな…?
先生.
No.13-09!授業に集中しなさい
gn.
ぁあっ、はい!

それより今は授業に集中しなければ。
眠い頭を無理やり叩き起して、僕は板書を取り始めた。

===
 
gn.
とりあえず今日1日は乗り切った、!!

午前の授業、昼食、そして午後の授業。
それらをどうにか乗り越えて、今はもう帰りのホームルームだけとなった。
先生.
明日の実技授業ですが、「模擬戦」を行う事になりました
先生.
前回よりも良い成績を取るために体力温存に努めて下さい。以上。
gn.
ぇ、…

そうしてホームルームも終了。
…最後に、その「模擬戦」という言葉が、今更僕の頭を奮い立たせて。
mb.
模擬戦だって
mb.
いつも急だよな、ほんと

模擬戦、か。
nb.
言!
nb.
…明日、頑張ろうなっ
gn.
…!はいっ!

===
 
mn.
ねー、"模擬戦"って戦うの??
gn.
そうだね
gn.
先生が作ったふよふよしてる偽物の敵と戦うの
gn.
…偽物だけど本気で攻撃してくるから…過去には模擬戦で死んじゃった人もいるんだって
gn.
…って、聞いてる?

問ちゃんの髪を解いてあげながら、模擬戦のあれこれの説明をする。
最初は真面目に聞いていたのに、途中からぐでっとしだして、僕の体にもたれかかってくる。
mn.
んふふ、言ちゃん髪とかすのじょ~ず~
mn.
…とにかく、いっぱい倒せばいいんだもんね!
gn.
まぁそうだけど
gn.
…怖く、ないの?
mn.
…言ちゃんは怖い?
gn.
ッあ、…ううん
gn.
偽物の敵、だもんね
gn.
ただの、…練習だし
mn.
うん!楽しみだね〜
gn.
…うん
 
 

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