瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われてもすえに あはむとぞ思ふ 。
中学生の時 , どうせ高校は決まってたから
サボることがほとんどで 。
辺りにはボコられた集団がいて 、
1人 、 立ち尽くした子を見つける 。
やられた集団はこの辺り じゃ有名で 、
よく悪さをしていた 。
立っている彼が悪い人には思えず 、放っておけないから
腕を引いて アパートに入れた 。
伏黒side
桜が咲く少し前 。
集団をボコして立ち尽くしていたら声をかけられた 。
俺が言うのもなんだが 、 無愛想で 、
でも、 優しかった 。
怪我を処置する手つき 、目つき 。
あぁ、この人は善人だ。 そう思った 。
柄にもなく、そう答えた 。
何となく 、 また会いたいと思った 。
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし われならなくに
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!