第2話

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2026/01/31 15:47 更新




     瀬を早み  岩にせかるる  滝川の


われてもすえに あはむとぞ思ふ 。














中学生の時 , どうせ高校は決まってたから



サボることがほとんどで 。



宇津木 あなた
      … キミ、 大丈夫 ? 血出てるけど …  、   



辺りにはボコられた集団がいて 、


1人 、 立ち尽くした子を見つける 。


伏 黒 .
   … 平気 。    
宇津木 あなた
   何処がよ 。 説得力ないけど ?  … こっち来て 。  




やられた集団はこの辺り浦見東中学 じゃ有名で 、



よく悪さをしていた 。



立っている彼が悪い人には思えず 、放っておけないから



腕を引いて アパートに入れた 。

宇津木 あなた
   ん、 これで大丈夫かな …  。  
喧嘩するのは自由だけど 、 ちゃんと自分大切にしなよ 。
伏 黒 .
  … !  
宇津木 あなた
  同じ中学でしょ 、同じフロアで 見たことないし … 一個下かな 。  宇津木 あなた  、 キミは?   
伏 黒 .
 … 伏黒、恵 。   
宇津木 あなた
     フーン 、 伏黒くんね 。    
私もう卒業するからあれだけど …
また怪我したらここに来たらいいよ 。








伏黒side


桜が咲く少し前 。



集団をボコして立ち尽くしていたら声をかけられた 。



俺が言うのもなんだが 、 無愛想で 、



でも、 優しかった 。



怪我を処置する手つき 、目つき 。




あぁ、この人は善人だ。 そう思った 。






伏 黒 .
    … じゃ、また来ます。     





柄にもなく、そう答えた 。




何となく 、 また会いたいと思った 。















陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに



乱れそめにし われならなくに










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