―あなたside―
am1:00
ガチャ
自分の部屋を出て3階の廊下を歩いていく
皆寝てしまっているのか、月の光だけが窓から静かに差し込んでいた
階段は薄暗くて危なかったのでランプを付けて降りていく
夕食のあとに、るなさんが食堂の隣にある「彩の間」という
何時でも飲み物や軽食のとれる部屋を教えてくれた
彩の間に着くとドアの隙間から微かに光が漏れていた
誰かいるのかと思いノックをする
と、中から返事が返ってきたので入ることにした
ガチャ
中にいたのはタツヤさんだった
そう言ってソファの上をポンポンと軽く叩くと、彼は水を取りに行ってくれた
あの後、たっつんと30分程話してからお互いの部屋に戻った
30分しか話してないけど、たっつんはとっても人思いな性格なんだなと思った
もう一度寝ようと思ってベッドに戻ろうとした時
通知音が鳴ったから画面を確認したら
α国から、一通のメールが届いていた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!