第135話

135 レモンキャンディー
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2022/10/29 13:46
ミナside


ベッドに寝転んで飴を光に透かしているとあなたが戻ってきた。

あなた

ただいまミナオンニ



私が起き上がろうとするとあなたがトコトコと近づいてきた。

あなた

オンニ最近その飴気に入ってるね

ミナ
ミナ
これはね〜思い出の味なんだよ〜


私がそう言うと不思議そうな顔をして口を開けた


口にこの飴入れてよってことかな?

ミナ
ミナ
はいどーぞっ


そう言って口の中にレモンキャンディーを入れてあげるとほっぺたに手を当てて幸せそうに笑った。

あなた

思い出の味ってなに??



あなたが尋ねてきたタイミングでしたから声が聞こえる。

2人とも〜ご飯よ〜
あなた

あ!ミナオンニのお母さんが呼んでる!



2人で家の中を見て回ったからかすっかり母に打ち解けた様子のあなたに安心したし、まあまた別にこの話はまた今度でいいよね。


そう思ってすき焼きを楽しみにしながら部屋の入口でぴょんぴょん飛び跳ねているあなたの元へ駆け寄った。



ミナ
ミナ
あなたどっちがいっぱい食べるか競争する〜?
あなた

え〜...私たちどっちも少食だよ?

ミナ
ミナ
チャレンジしてみよ?ね?


そう言って私が首を傾げるとあなたは何故か頭を抱えて"うぅ〜..."と言った。

あなた

ミナオンニ可愛すぎてずるいよ...
そんなことしちゃダメだからね、?



そう言いながら顔を赤くして私の手を握ってきた。


なんか今日のあなた可愛いなぁ....

あなた

はやくすきやきたべにいこ!



無邪気な笑顔を見れる機会が増えただけで私は幸せだった。

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