一回
二回
三回
四回
五回
六回
七回
八回目
あー、また思ってもいないことを言ってしまった。
今度こそ嫌われてしまったかもしれない。
話す内容がなくなってしまった。
沈黙が続くのが許せない。
ダメダメなボクをより見せつけられている気分だ。
どうするべきか。
こんな時"明るい骸骨"はどう反応すれば良いのか。
分からないのは自分自身の怠慢だろう。
消えてしまえば良いのにな。
…よかった
今のは上手くいったみたい
今のは…笑ってよかったやつ?
ふぅ、笑っても良かったみたい
一人で安堵していると、教室の扉が勢い良く開いた。
猫又が息を切らしながら、こちらへ向かって来ているのが分かる。
旧鼠先輩と言えば、生物研究会だったよね?
…猫又に部活とか聞いて良いのかな?
嫌われないかな
良いなぁ~、憧れるものがあって。
熱中できるものがあって。
羨ましいなぁ。
はぁ、こんなこと思っちゃダメなのに、明るくて能天気でいないとダメなのに。
ヤバい、ボーッとしちゃった。ちゃんと返事できてたかな。
ボクは骸骨です。
たまに病んじゃうめんどくさいヤツです。
どうにか、友人に嫌われないよう生きて生きたいです。
どうにか、本音が漏れないよう生きて生きたいです。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。