第36話

夏休み #4
364
2024/03/30 16:30 更新
ミサ
ミサ
あなた、ちょっとあなた!
(なまえ)
あなた
あ、ごめん
何?
ジュン先輩と会話したことを思い出しながら
ボーっとしていたら、
ミサから声をかけられていたのに
全然気づいていなかった。
ミサ
ミサ
私じゃなくて
部長が呼んでる!
(なまえ)
あなた
えっ?すみません
先輩、なんですか?
慌てて飛んでいくと
思わぬ言葉が部長の口から飛び出した。
生徒
生徒
あなた、明日の試合なんだけど
スタメンで出てみる?
(なまえ)
あなた
本当ですか?!
嬉しいです…ありがとうございます!
生徒
生徒
練習試合とはいえ大会を想定してるから
大事な試合だよ?頼むね
結果出してくれたら大会にも出すから
(なまえ)
あなた
はい!頑張ります!!
信じられない。
1年でスタメン…?
頑張ってよかった!




ミサのところに戻って
早速報告をした。
(なまえ)
あなた
ミサ、明日の練習試合
私、スタメンで出られるって!
ミサ
ミサ
すごい!良かったね。頑張って!
じゃあもう今日は帰って
コンディション調えた方がよくない?
(なまえ)
あなた
うーん、でもめっちゃ気分いいから
勉強頑張れそうだし、やっぱり
ちょっとだけ生徒会室行ってくる!
急いで着替えて生徒会室に行くと
そこにはやっぱり先客がいた。
ウォヌ
ウォヌ
おぅ、お疲れ
女バレも午前中で終わり?
(なまえ)
あなた
ウォヌ先輩…お疲れ様です
聞いてください!私、明日の練習試合
スタメンで出られることになったんです!
ウォヌ
ウォヌ
へぇ…この大事な時期にわざわざ
1年を使うなんてよっぽどなんだな
せっかくのチャンスだし頑張れよ
(なまえ)
あなた
はい!
そういえば今日はミンギュは?
先に帰っちゃったんですか?
ウォヌ
ウォヌ
あぁ、今日は他の1年と帰ったよ
(なまえ)
あなた
なんだそっかぁ…
自慢したかったのにな、なんて
ウォヌ
ウォヌ
カトクでもしてやれば?
あいつなら喜んでくれるよ
(なまえ)
あなた
そうですよね?
今しちゃおっと笑
私がスマホを操作していると、突然
ウォヌ先輩が勉強の手を止めてこっちを見た。
ウォヌ
ウォヌ
あなたはミンギュと
かなり仲良くなってくれたみたいだな
(なまえ)
あなた
えっ?あぁ、はい。まぁ、そうですね
ってウォヌ先輩ってば
「なってくれた」だなんて、なんだか
ほんとにミンギュのお兄ちゃんみたい。
仲良しなんですね
ウォヌ
ウォヌ
うん、中学の頃から知ってるし
…ほっとけないんだ、あいつ
(なまえ)
あなた
分かります分かります
すぐやらかすし
いじり甲斐あるんですよね〜
何気なく、悪気もなく放ったそんな一言に
何故かウォヌ先輩の眉がキュッと吊り上がった。
ウォヌ
ウォヌ
いじる、って…?

声までワントーン低い。


あれ…?なんか怖い。
私まずいこと言った…?
(なまえ)
あなた
ウォヌ先輩…?
ごめんなさい
何か気を悪くさせちゃいましたか…?
ウォヌ
ウォヌ
あ、あぁ、ごめん
いいんだ、なんでもない
さっきとはまた違う、少し気まずい沈黙。
どうしよう、何か言わなきゃ…







次の言葉がなかなか出てこなくて焦っていると
ウォヌ先輩がポツリと呟いた。
ウォヌ
ウォヌ
あなたになら、話してもいいかな
(なまえ)
あなた
えっ…
何か大事な話なんですか?
ウォヌ
ウォヌ
うん、ミンギュは自分では
言わないだろうけど…
あなたには分かっててほしいことなんだ
(なまえ)
あなた
ミンギュのこと…ですか?
なんだかただならぬ雰囲気。


ウォヌ先輩の表情からは
あまりいい話だとは思えない空気を感じる。
(なまえ)
あなた
…分かりました。
ちゃんと聞きます。教えてもらえますか?

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