―類side―
一度、大体のシナリオを把握するために
読んでみるとしよう。
確か、
司くんがフェニックスで
えむくんが、フェニックスに恩のある少女「リタ」
寧々はたしか、フェニックスを嫌う少女「ミア」
そして僕は、フェニックスを狙うハンターだ。
フェニックス『この世界は、腐りきっている…
そんなの、ずっと昔からわかっていたはずだった』
(スポットライトをつける)
(暗闇,スポットライトは司くんにのみ)←観客に注目させる
俺の名前はフェニックス。
『不死鳥』とも呼ばれている。
最近人間共が、俺のことをずっと探しているらしい。
絶対にあいつらに捕まってたまるものか。
今まで人間がどれだけ恐ろしいか見てきたのだ。
戦争、紛争、略奪、自然破壊…
(→段々声を力強く、下の方にある自身の手の平見つめる)
だからこそ、捕まるとどんなことをされるか
わかったものじゃない…
(→拳をぐっと強く握りしめる)
人間は他の生物にとって害悪にしか思えない。
それに加えて同族同士で殺し合いもする。
いや、自然界にも同族で殺し合うものはいる。
だがそれは食べるため、生きるためだ。
(→ここでスポットライトを少し赤く)
だが人間は人間を食べない。
ならばなぜ殺し合っているんだ?
到底俺には理解できないことだな…
(→3秒ほどかけてゆっくりとスポットライトを消して行く)
(その間に罠とえむくんを舞台左側に)
(罠は遠隔で操作可能な物を使う,フェニックスが手を伸ばし,切る様な動作をするタイミングで開くように裏から操作)
(舞台全体をゆっくりと明るく)←この時からえむくん既に泣きの演技を
(完全に明るくなってから1呼吸おいて)
ある時、人間が獣用に仕掛けた罠に掛かっている
人間の少女を見つけた。
もうすぐ日も沈む。
そうすれば夜行性の猛獣達は
少女を決して見逃すことは無いだろう。
この時の俺は
「同族が仕掛けた罠に引っ掛かり死ぬなんて滑稽だな」
なんてぼそっと言ってほくそ笑んでいた。
だが、少女が1人泣いているのを見て気が変わった。
いや、変わってしまったと言った方がいいだろう。
ガチャン
(→罠から解放する音)
リタ「ほぇ…?」
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→ここでえむくんとフェニックスは目が合う
フェニックスはすぐに目を逸らす
_____________________________________________
リタ「キラキラ…真っ赤で…」(ここではっとする)
リタ「助けてくれてありがとうございますっ!
あのっ…貴方はあのフェニックスさまなんですよね?
どうしてあたしを助けてくれたんですか…?」
フェニックス「……」(→無言のまま木の上を移動、舞台袖に移動、予めマットレスを敷いておく)
【セリフ前のザックリとしたストーリー】
毎日毎日、リタは森に通いフェニックスを探します。
最初は顔も出してくれなかったフェニックスですが、
リタと少しずつ距離を縮め、
雑談程度ならできる仲になっておりました。
ある時リタは、捻くれ者の少女ミアを連れてきました。
ミアは何処に連れていかれるかも知らずに
無理やりリタに連れて行かれたものなので、
フェニックスがそこにいることに対してリタに怒ります。
ミアは数年前、フェニックスの住むと言われる
森の中に居を構えた両親と共に暮らしていましたが、
ある時何者かによって森が全て焼けてしまった時に
両親が死んでしまっていたのでした。
そして森が焼けた原因はフェニックスである、
親が死んだのはフェニックスのせいである、と
引き取られた先の叔母にキツく言われていました。
フェニックスへの誤解も解け、
毎日を平和に暮らす3人でしたが、
ある時フェニックスの行方を探し続けているハンターが
大きな森が傍にある村へやって来ます。
幼い少女たちがフェニックス〜と歌いながら
森に入っていくのを見かけると
少し遠くから少女たちを観察し、
フェニックスの住処を見つけ、辺りに火を放ちます。
フェニックスは、自分が長くに渡って暮らしてきた
森が焼かれた事に酷くショックを受け、
そんな時に見つける、野生動物達の死骸。
フェニックスはもう、少女たちも
信用することができない精神状態となっていました。
そんな時に少女たちが訪れました──────
フェニックス「近寄るなッ……!!」
リタ「ひっ…フェニックスさま…?」
→フェニックスの肩に触れようとする
フェニックス「ッ……!」
→バシッとその手を払い除ける
リタ「ふぇ、フェニックスさま…
今のフェニックスさまこわい…です……」
→ガタガタと震えながらも少し心配そうに
ミア「フェニックス、森が焼かれたのは
辛く苦しいという言葉だけで表せるものじゃないでしょう。
だけれど、それとリタの事を打つのは別のことだわ!」
フェニックス「……今日は、もう帰れ」
リタ「で、でも…!」
フェニックス「帰れと言っているッ!!!!!」
リタ「ッ…!」(←声にもならない音、そして舞台右側に走り去る)
ミア「あっ、ちょっとリタ…!まって!」(←リタを追いかけ同じく舞台右側へ)
フェニックス「…」(リタの手を払い除けた自分の手を見つめる)
フェニックス「人間は……人間とは一体…なんなんだ?」
フェニックス「意味無く殺すのが人間…?」
「何も考えずに環境を壊すのが人間…?」
「だが、あの…少女たちは──────…」
「……俺のこの苦しみは…一体何に向ければ、
誰に向ければいいんだ?」
ハンター「そんなの決まっていますよフェニックスサマ♡」(←油断しているフェニックスの背後に回り込む)
(+フェニックス驚き咄嗟に殴ろうとするが華麗に避けられ)
ハンター「フェニックスサマのお力で、
全てのニンゲンを潰してやればいいのデス♡」
フェニックス「……それでは、この俺が人間たちと
何も変わらない者になってしまう」
「そんな事よりも、お前は一体なんだ。」
ハンター「ふふ、誰でしょうね?」
フェニックス「……」
フェニックス「人間は…強欲で怠惰で無知で高飛車で…」
フェニックス「まぁもう…そんな汚いやつらも……」(村に向かって手をかざす)
フェニックス「不死鳥の炎は…不滅の炎───」
「……後戻りは…できない」
(少し大きく息を吸う
リタ「フェニックスさまーーーーーぁ!!!」(何処かからするリタの声、フェニックスは辺りを見回す)
ミア「フェニックス…!待って…!!!」(ここで2人が舞台上に現れる。)
フェニックス「…何故、ここに来た。」
リタ「フェニックス様がっ…フェニックス様がっ、
泣いてたから…!!」
ミア「人間はたしかに憎いものかもしれないけれど、
そんな事をしたら憎い存在よりも、
自信が憎まれる存在になってしまう…!」
フェニックス「……っ」
リタ「おねがい、フェニックスさま……」
「また、一緒におしゃべりしようよ…」(少し震えながら
司くん、君は一体
何を隠しているというんだい?
…明日、ちゃんと司くんに───
謝んなくちゃ…なぁ………
『思えばどうしてあの時の』
完
6話お疲れ様でした。
今回は類くんがメイン視点となり、
台本を読み返す回でしたね。
まぁそんなことは置いておいて、
皆様お久しぶりでございます。
あむら。です。
2年ぶりですね。
2年前一応この脚本…台本は1部書いてはいたのですが、
どうも長く書きすぎて段々面倒になってきて
忘れていたようです。
まぁきっともうこんなもの、
覚えている方なんていないのでしょうが。
では皆様本日も、良き闇司ライフを












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。