夢『』
良平「」
マネージャーとして初めてついたのが良平さんだった
好きだった、
イケナイものだと頭ではわかっているのに離れられなかった。
マネージャーと言う立場を利用してずっと近くにいた
その日は1日ドタバタしていて、お腹も空いていたのに良平さんに呑みに誘われて行ってしまった
空きっ腹に酒、まさにあの時がそうだったのだろう
酔った拍子に言ってしまった
『りょうへいさんのこと、ずっとずっと好きでした……』
「〜〜〜〜」
酔っていたからなのか良平さんの口が動いているのに声が入ってこなかった
ただ最後に記憶にあるのは子供のような温かい体温のみだった。
起きたら全く知らない天井だったなんてことはなく
見覚えのある天井だったのだ
少し薄暗い室内に、なぜか下着姿
正直かなり焦ったが、あの気怠さがない代わりにとてつもない頭痛
隣には寝間着を着た良平さん
きっと、いや、絶対
私確定でご迷惑かけたな
とりあえず起きるか
そう思い立ち上がろうとしたが足がなぜか立たず
床に尻もちをついてしまった
「あ、起きた?おはよ」
上から降ってくる虚ろな声
『起きました、おはようございます』
「服暑そうだったから脱がしたけどよかった?」
『はい、ありがとうございました』
「で、なんで尻もちついてんの?」
そんなのこっちが聞きたいですよ。なんでか足が言う事聞かないんですもん
「酒の飲み過ぎとか?」
『あぁ、なるほど』
「ついでに聞くけど、昨日のどこまで覚えてる?」
良平さんと呑みに行って、仕事の話して、良平さんの犬の話して、それから
良平さんに告った
言うの恥ずいし、犬まででいいかな
『犬の……』
ここで言わなかったら一体いつ進展するんだこの関係
『良平さんに告ったところまでです』
「そこ覚えてるんだ、その先は?」
『良平さんが何か言っていたようなぐらいです』
「あららそこ聞いてほしかったなぁ」
良平さんが続けてもっかい言えばいいかなんて呟いて、真剣な表情でこちらを見た
「昨日の続きな俺もあなたの名前が、好きだよ」
驚く私を笑い
最後「朝飯はどうする?」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!