第167話

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2024/04/03 09:00



賢二郎と私は私のお母さんと合流し、不動産屋に行った




おばあちゃんが退院してからはバイト代もある程度貯めることが出来た















前日のお店で賢二郎のお母さんも含め話し合いをした



家賃や生活費かかるもの諸々。






前日のお店での会話
白布 賢二郎
白布 賢二郎
母さん。
6年分の家賃借金してもいいかな?
働きだしたら返すから



賢二郎のお母さんの香苗さんは驚いた顔をしていた




香苗さん
なんでそうしようと思ったの?
白布 賢二郎
白布 賢二郎
俺もあなたもバイトはすると思う。
でも俺はバイトできないことも段々多くなるし、あなたも美容師として必要なものを揃えたり色々買ったりと出費は多くなると思う。
生活する上で1番高いのは家賃だと思ったから
あなた
でも私は2年通えばいいから
そんな6年なんて
白布 賢二郎
白布 賢二郎
あなただけに出させるわけにはいかない。
だから俺が働きだしたら返す
母さん、お願いします


賢二郎は隣に座ってたお母さんに頭を下げた




白布 賢二郎
これから忙しくなってあなたには寂しい思いもさせると思う。
それでも……あなたはこんな俺と一緒にいてくれるんだ。
医大じゃなくても言いって言った俺に医大に進むように言ってくれたのもあなただ。
あなたには自分の目指すものになって欲しいし不自由な思いはさせたくない


香苗さん
分かった。
なんでも要領よくこなしてきた賢二郎がお願いしてくるなんてよっぽどね。
白布 賢二郎
白布 賢二郎
ありがとう!
あなた
ありがとうございます


香苗さん
私もあなたちゃんは大好きだもの。
未来の娘のためを思えばなんて事ないわよ

賢二郎。
あなたちゃんが愛想尽かされずに戻ってきてくれてよかったね
香苗さん
大事な子のためなんだからセキュリティとかちゃんとした家にしなさいよ?
将来稼ぐんだからケチんじゃないわよ
白布 賢二郎
白布 賢二郎
わかってる





翌日は賢二郎のお母さんは仕事が忙しく時間が難しいってことで私のお母さんが付き添うことになった





紹介された家をいくつか内見した


白布 賢二郎
白布 賢二郎
イマイチピンとくるのがないな…



医大に近い家でもいいと言ったのに賢二郎は私の事までいろいろ考えてくれる




白布 賢二郎
白布 賢二郎
今日決めるのは厳しいか




あなた
どうしよう
白布 賢二郎
白布 賢二郎
何かこだわりとかある?
それ教えてもらえれば明日もまた探しとく
あなた
賢二郎の大学までの距離が遠くなければいいよ
白布 賢二郎
白布 賢二郎
んー、わかった。いくつかいいの見つけたら送るから見て
あなた
うん








その日、私はお母さんと東京の家に帰った




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