第3話

2話
212
2022/07/15 12:44 更新
ディルックは、太陽のようなひとだ。明るくて、真っ直ぐ。その信念に1点の曇りもない。
その横で、俺の深海の底のような暗さが浮き彫りになる。


もしかしたら分かってくれるかもしれない、寄り添ってくれるかもしれない。
だが、そんな甘い考えは幻想に過ぎなかった。
ディルックは俺に剣を向けた。
俺とディルックが「兄弟」で居られるのは昨日が最後だったのだ。
最後、だなんて。
自分で壊しておきながらもう手に入らないあの日々に焦がれた。

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