第3話

潤side.
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2019/09/06 13:01
雨の日が嫌いだった.

いつもは騒がしいクラスメイトが雨のせいか
しおらしくしていて、騒がしいことに変わりはないが、
テンションの高さが普段より低く居心地が悪かった.

最近隣になったこいつもそうだ、
友達と話す時は楽しそうにしてるのに、
雨になった途端外を見つめる.

そんなに俺と話したくないのか.

こんな感じの被害妄想をするくらいに俺は暇を持て余していた.

潤「ねえ、なんでずっと外みてんの?なんかあんの?」

なぜ声をかけたのか自分でも驚いている.
真剣にそしてどこか悲しいような瞳で何を見ているんだろう.

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