はめられた!
やめろ
ほっといてくれ
はめられた!
(赤髪の奴、帰って来ないよい……、何か企んでんのかね)
トイレには居ない、廊下も、デッキの通路に差し掛かる所で話し声が聞こえて来た内容までは聞こえないが…
(赤髪とあなた!!?)
慌ててデッキの通路に飛び出たらシャンクスがこちらを見るなりフッと笑って
シャンクスとあなたの…頭が重なる………
「あかがみぃぃぃぃ!!!」
「やっと登場だね」シャンクス船長が近くで囁いた、腰を抱かれているので体は動かせず顔だけで声の方を見ると、
『えっ?うっわ!マルコ!?』
メチャメチャ怒ってる!コワ!!背中から青いの漏れ出ちゃってるよ
「ん?どうした?マルコ」
「テメェ白々しいんだよい!!!」
『えっ、あ?』
全然何が今起こっているのか解らないけど1つだけ確実な事がある…
ヤバイ!!相手は四皇で、敵船船長だ!喧嘩はマズイ!
『マルコどうしたの?落ち着いて』
「お前は黙ってろ!!
…赤髪お前あなたに何をしてたよい?!」
「何って、口説いてるんだよ。この子は"伝説のダンサー"だ、それに、こんないい女がいたら口説くのが礼儀だろ?」
『ちょ、ちょっと待って下さい!それ、前も否定しましたよね?てゆうか……。本当話しにくい!離して下さい!』
シャンクス船長をグイーっと押すも取れない
「いや、違わないね、男か女か解らない噂も納得するし、伝説のダンサーの目撃や噂は今、白ひげ海賊団と共に動いてるし、何より今日見て確信した、君が、伝説のダンサーだ」
「!?だからってお前にはやらないよい!!」
「何、どっかにお前の名前でも書いてあるの?」
急にあなたの襟を引っ張り胸元を覗き込むシャンクス
「『!?』」
風になり逃げようとするも、何故か上手く行かない
(コレが覇気かぁ…凄いなぁ…とゆうか…そんな悪い人には見え無いけどなぁ)
なーんか、冗談とゆうか…マルコとただ戯れたいとか?
「てっめぇ……」
あっ…こりゃヤバイ…キレた…マルコがキレてるねぇ
『シャンクス船長…本当に離して貰ってもいいですか?』
真剣にお願いしたら、ニシシッと笑って「君の為にこんなに怒ってる、良い隊長だ」と呟き離してくれた
急いで風をまとい向かって来たマルコにぶつかる
「どけぇ!あなた!!」
『退かない!』
コリャ野獣だな…
ここは幸い細い通路、力ではマルコに全く叶わないが、風を上手く利用すれば足止めは出来る…ハズ…
足が後ろにズズッと少しずつ動き出す
『少し頭を冷やさせますので!シャンクス船長は先に戻って貰ってもいいですか?』
シャンクス船長はニィッと幼く笑って手をヒラヒラとここを後にする
「あなた!!」
『落ち着いてマルコ!』
「お前!アイツが!あーっ!!クソッ!」
マルコがドンと、壁を叩く
(あっ、穴開いた)
『…どうしたの?』
「お前が!!……口説かれてた」
『勧誘?断ったよ?』
「…キスされてたよい」
『はあっ??されて無いよ?
……良く解らないけど…多分からかわれてる……』
「………。えっ?」
あなたに振り返る
あなたの顔をみる限り嘘はついて無さそうだ
(…赤髪に、はめられたよい……)
なんで諸々バレたのか…出来る限りあなたに近付かない様にしてたはずだが……
(やっぱり覇気の時にとっさに庇ったのがマズかったよい)
赤髪にバレている気持ちをおもい、赤くなり頭を掻きながらあなたを見る
先程覗かれたであろうあなたの胸元に目が止まる
マルコがジトーっと私を見てるので
『…何?』
と聞いたと同時にマルコが私の襟に指を掛け覗き込もうとする
『いっっ!!?』
反射的に顔面を殴りつける
「っ、赤髪は良くて俺は駄目か?」
『シャンクス船長が見たのは男装ベスト!!』
「…お前本当…少し、気を付けろい」
『何を』
「だから…」
あなたの口元を思わず見る
腰に手を回してワザと腰が当たるくらい引き寄せる
吸い込まれる様に顔に顔を寄せる
『ちょっ……』
顔が近付き、息がかかるのが解り…喋れなくなる
キスをしてしまいそうなギリギリで止り
「……。こう言う事されるよい」
とおデコとおデコを当て至近距離で見詰める
あなたが赤い顔で目を反らした後に
キッ!と睨み
『なんで…なんでこう言う事するの!』
風が、吹き荒れる……能力使って迄、逃げられた
(…やり過ぎちまったよい)
***
その頃……。
白ひげ「グラララ!赤髪どこ行ってたアホンダラ!」
赤髪「やー、お宅のダンサー口説いたら突っつかれちゃった」
白ひげ「あんま、クソガキ共をかき混ぜてやるんじゃねぇぞ!グラララ!」
「「「?」」」











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!