次の日

ジョンウォンくんはニヤッと笑って私を見た

その笑顔はこのカオスな状況を少し楽しんでいるようにも見える

昨日の今日だからきっとジョンウォンくんのこの行動にはきっと意味がある

私を守るための何かなんだろう…

でもソヌを蔑ろにするとまたかえって変な噂が立つ



私はソヌと手を繋いで、横にはジョンウォンくんもいる形で朝登校した

学校に着くと一番に声をかけてきたのはスアだった

やっぱり声を聞くだけでもう怖いかも…

今この状態でスアが私に何かしてくることはないけれど…

後で何されるか…

スアは私を見て笑顔で笑った

でもその目の奥はひどく冷たいのが伝わってくる

そんなはずない

そうやっていって、私を一人誰の目にもつかないところに呼んで何かする気だ

その一言に私の体は氷ついた

スアは「じゃあ教室で！」と満面の笑みで言うと

ルンルンで廊下を歩いていった

あれ…なんの話だっけ

あぁ、そうだ…今日のお昼ご飯の話



私はいつもジョンウォンくんと食べてて…

最近はリキくんと…

で、今日は…ソヌと…リキくんと…



ジョンウォンくんは…スアと食べるから……





言葉としては理解できるが頭の中で整理できない

ジョンウォンくん…気づいてないのかな……

私の花壇のメチャメチャにしたのは…スアなんだよ

彼女は…人の大切なものを壊して…平気な顔していられるんだよ


いままであんなに彼女に冷たかったのに…なんで急に…

今の私に…ジョンウォンくんの決断を揺らがせる権利はない

っていうか…元からそんなのサラサラない



ただ、どうしようもない不安と、落胆と、

なんとも言えない胸のモヤモヤでいっぱいだ

全く…ジョンウォンくんが

何を考えているのかわからなかった

わかるはずもなかった










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